経済なんでも研究会

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コロナ鎮圧作戦の 行程表 (上)

2020-09-16 07:06:52 | なし
◇ “寄せる波”をしだいに低くして行く = 東京都は飲食店の営業時間制限を撤廃した。政府はGO TO トラベル・キャンペーンに、東京都を加えようとしている。新型コロナ・ウイルスの威力がやや和らいだために、経済再生を目指す方向に傾いているわけだ。しかし、この緩和でコロナの力がまた盛り返すことは、覚悟しておかなければならない。すると、また一部の経済活動が制限され、コロナの力が弱まる。

この繰り返しで、コロナの波が襲ってくる。この状況を“寄せる波”現象と呼ぶことにしよう。この寄せ来る波がしだいに低くなれば、いずれコロナは終息する。低くなり方が大幅ならば、終息は速くなる。小幅ならば、遅くなる。政府や専門家が、このような“寄せる波”現象を想定していることは確かだろう。また一般の国民も、そう考え始めたようだ。

だが不思議なことに、政府も専門家も“寄せる波”現象については明言しない。仮に経済再生の結果、次に来る波が前よりも大きな波になったら大変だ。政策を誤ったということになり、責任を問われることになりかねない。それが嫌だから、口にしないのだろうか。でも国民は政府が“寄せる波”作戦を実施中だと明言し、誤ったら責任をとるぐらいの覚悟を示してもらいたいと感じている。

日本は3月から5月にかけて、コロナの第1波に見舞われた。そして7月から8月にかけては、第2波が襲来している。1週間の新規感染者数をみると、4月17日までの1週間は3761人だった。それが8月7日に終わる1週間では9485人に急増している。しかし感染者数はPCR検査の数が増えると、増加してしまう。では寄せ来る波の高さは、何で計測したらいいのだろうか。

                               (続きは明日)

        ≪15日の日経平均 = 下げ -104.41円≫

        ≪16日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

Zenback

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