経済なんでも研究会

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菅義偉氏の 経済政策

2020-09-08 08:11:27 | 政治
◇ アベノミックス + α = 自民党の総裁選挙は来週14日に投開票が行われ、次期首相が事実上そこで決定する。立候補者は菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3人。その経済政策を一言で表現すれば、菅氏はアベノミックスの継承、岸田氏はアベノミックスの修正、石破氏はアベノミックスの転換ということになるだろう。現状では菅氏が圧倒的に有利だが、その菅氏もアベノミックスの単なる継承では新味がなさすぎる。そこでαを付け加えることになるのだが、その内容は?

力点を置くのは、地方再生とデジタル化の推進。地方再生では、中小企業の生産性向上を図るために、中小企業基本法を見直す。また地域金融を手厚くするため、地方銀行の合併を促進する方針だ。一方、企業の働き方改革や学校教育でも、これからはデジタル化ガ欠かせない。デジタル化の足かせともなっている官公庁の縦割りをなくし、一本化するためにデジタル庁を新設する。

このほかコロナ対策と経済再生の関係では、V字型の景気回復ではなく、緩やかな経済活動の回復を目指す。また国内的にも国際的にも、生産拠点の見直しと分散化ガ必要。さらに携帯電話の分野では、大手3社の寡占状態があってはならないと、従来からの持論を展開している。

ただ菅氏の経済政策には、何となく物足りない面がある。その1つは、オリンピックについての言及がないこと。言及がなければ、国民はやはり実現不能なのかと思ってしまう。もう1つは、エネルギー問題。石炭火力、原発、再生可能エネルギーをどうするのか。日本国のリーダーが、エネルギー問題について見識を持たなければ失格である。

       ≪7日の日経平均 = 下げ -115.48円≫

       ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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