経済なんでも研究会

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今週のポイント

2020-09-14 07:57:07 | 株価
◇ 東京市場はITバブルの調整なし = ダウ平均は先週468ドルの値下がり。先々週の下落と合計すると、下げ幅は988ドルになった。原因は急速に上げてバブル状態になったハイテク株価に対する警戒感。利益確定の売り物が続いて、市場は調整色に染まった。IT銘柄の多いナスダック市場は下げがきつく、総合指数は9月初めの最高値から10%以上も落ち込んでいる。

日経平均は先週201円の値上がり。こちらは先々週からの通算で524円の上昇となった。菅官房長官の次期首相就任が確実となり、アベノミックスが継続されること。コロナの勢いがやや収まり、GO TO トラベルが東京都にも適用されそうなことが、買いの原動力になった。幸か不幸か、東京市場では急騰したIT銘柄がなかったため、高値警戒感も生じなかった。

ニューヨーク市場では、長期的な下げ相場の入り口ではないかという見方もないではない。しかし反発する場面もあるから、一時的な調整とみるべきだろう。ただ調整は、もう少し続く可能性がある。しかも大統領選挙が近づいてきたから、相場は様子見に傾きやすい。コロナ・ワクチンに関する好材料でも出れば、ムードは一変するだろうが。

今週は14日に、7月の全産業活動指数。16日に、8月の貿易統計と訪日外国人客数。18日に、8月の消費者物価。アメリカでは15日に、8月の工業生産。16日に、8月の小売り売上高と9月のNAHB住宅市場指数。17日に、8月の住宅着工戸数。18日に、8月のカンファレンス・ボード景気先行指数と9月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、8月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお14日は自民党総裁選挙、16日には国会で首相選出が行われる。

       ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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