経済なんでも研究会

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ワクチンについての 素朴な疑問

2021-01-29 07:56:33 | なし
◇ なぜ3億回分も必要なのか? = ワクチンの季節が来たようだ。国会でもワクチンについての質疑ばかりやっている。でも素人にとっては、理解に苦しむことが多い。たとえば諸外国に比べて、なぜ日本の接種開始はこんなに遅れているのだろう。政府によると、2月下旬から医療従事者を対象に接種を始め、一般人に行き渡るのは6月以降になるという。だが世界ではすでに54か国がワクチン接種を開始しており、イスラエルなどはもう国民の3割近くが接種を終えている。

そのイスラエルでは、ネタニヤフ首相が自らファイザー社の経営者と掛け合い、ワクチンの早期入手に成功したといわれる。では日本は誰が製薬会社と交渉したのだろう。交渉の責任者も、これまでの経緯も全く闇のなかだ。さらに買い入れ価格は、どうなっているのだろう。ワクチンの入手は重要だが、結局は税金で支払うことになる。はっきりさせなければ変だ。

菅首相は21日の参院本会議で、ワクチンは「3億1400万回分を確保できる見込み」と答弁した。だが日本人の人口は1億2000万人あまり。幼児は射たないから、1人2回射つとしても2億回分あれば十分なのではないか。6割も余計に買い込んで、どうするのだろう。一般人にとっては素朴な疑問だが、なぜか政治家は国会で質問しない。

接種の遅れは、厚生労働省がワクチンの承認に手間取っているせいでもある。独立行政法人の医薬品医療機器総合機構というところが、海外での審査データを検証しているというが、なぜそんな作業が必要なのだろう。しかも2月15日には承認することが決まっている。全くのお役所仕事ではないのか。不明なところが多すぎる。

       ≪28日の日経平均 = 下げ -437.79円≫

       ≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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