◇ バブルの最終局面へ? = 原油の国際価格が急騰している。ニューヨーク商品市場のWTI(テキサス産軽質油)先物価格は、今週1バレル=65ドル前後で推移。2年4か月ぶりの高値を付けた。昨年3月の価格は20ドル強だったから、この1年間で3倍以上の高騰をみせたことになる。明らかにバブルの症状を示しているが、価格はまだ上昇するのだろうか。
原油価格が高騰した理由は、いろいろある。まずはOPEC(石油輸出国機構)やロシアなど、産油国側の減産。現在も日量800万バレルを減産中で、いま4月以降の継続を検討している。その一方で、世界の需要は増えてきた。中国経済がいち早く回復。さらにワクチン接種が進み、ことし後半の世界経済は確実に立ち直るという見方が強まっている。このため投機資金が流入、価格を押し上げた。
原油価格の高騰は、各国経済に大きな影響を及ぼす。たとえば電気代やガソリン代の上昇を通じて、企業や家庭の負担を増大させる。アメリカでは物価上昇を加速させ、FRBの金融緩和政策を終わらせることにつながるかもしれない。また日本でもコロナ不況からの脱出にとって、重荷となることは避けられない。
原油価格がこの先どうなるかは、投機資金しだい。投機筋がバブル崩壊の危険を感じれば、価格は急反落するだろう。まだ先高と考えれば、100ドルを超える可能性もないではない。原油市場は株式市場に比べると、はるかに規模が小さい。このため価格の変動も大きくなりがちだ。したがってバブルの崩壊も、株式市場に先行して現われることが多い。
≪18日の日経平均 = 上げ +302.42円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
原油価格が高騰した理由は、いろいろある。まずはOPEC(石油輸出国機構)やロシアなど、産油国側の減産。現在も日量800万バレルを減産中で、いま4月以降の継続を検討している。その一方で、世界の需要は増えてきた。中国経済がいち早く回復。さらにワクチン接種が進み、ことし後半の世界経済は確実に立ち直るという見方が強まっている。このため投機資金が流入、価格を押し上げた。
原油価格の高騰は、各国経済に大きな影響を及ぼす。たとえば電気代やガソリン代の上昇を通じて、企業や家庭の負担を増大させる。アメリカでは物価上昇を加速させ、FRBの金融緩和政策を終わらせることにつながるかもしれない。また日本でもコロナ不況からの脱出にとって、重荷となることは避けられない。
原油価格がこの先どうなるかは、投機資金しだい。投機筋がバブル崩壊の危険を感じれば、価格は急反落するだろう。まだ先高と考えれば、100ドルを超える可能性もないではない。原油市場は株式市場に比べると、はるかに規模が小さい。このため価格の変動も大きくなりがちだ。したがってバブルの崩壊も、株式市場に先行して現われることが多い。
≪18日の日経平均 = 上げ +302.42円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫