経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (59)

2021-05-01 08:02:24 | なし
◇ 勝者と敗者の格差が拡大 = コロナ収拾にメドがついて夏以降に経済の正常化が見込める国、いぜん感染者の増加が収まらず苦闘を続ける国。対コロナ戦争の勝者と敗者が明確となり、その差が拡大しつつある。勝者はワクチン接種が進んだ国で、いま規制の段階的な解除が始まっている。この1週間の死亡者数でみても、中国はゼロ、イスラエルは15人、イギリスは157人。アメリカも4938人で、ひところの6分の1にまで減少した。

一方、インドの死亡者数は前週比で2万0175人の増加。ブラジルは1万6690人の増加。メキシコやトルコでも死亡者は増加する傾向にある。特にインドは完全に医療体制が崩壊、感染者が1日で35万人という記録を作ってしまった。感染力が強く死亡率も高い二重変異、三重変異のウイルスに悩まされている。

世界の感染者数は累計1億5000万人、死亡者は316万人に達している。いずれもこの1週間の増加数は、前週を上回った。ということは勝者となった国での改善度よりも、敗者の国での改悪度が大きかったことを示している。新興国に十分なワクチンが行き渡らない限り、パンデミック(世界的大流行)は収まらないのだろう。

日本の感染者数は累計58万9040人、この1週間で3万5284人増えた。死亡者数は1万0217人で、とうとう1万人を超えている。前週比では388人の増加、ここ4週間は増加数が拡大した。特に関西地方ではイギリス型の変異ウイルスが猛威を振るっている。さらにインド型の変異ウイルスも上陸が確認されており、これが広がると大変だ。こんな状況をみると、残念ながら日本もコロナ戦争の敗者と言えそうだ。

       ≪30日の日経平均 = 下げ -241.34円≫

       【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】   

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