経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

金融緩和時代の 終わり (上)

2021-05-11 07:34:17 | 金融
◇ カナダは縮小開始、アメリカは市場が織り込み = 世界の中央銀行は09年から大規模な金融緩和政策を続け、株価の歴史的な上昇をもたらした。だがコロナ収束後の景気急回復がみえてきたいま、各国の中央銀行は緩和政策の縮小→停止→引き締め政策への転換を考え始めている。すでにカナダは緩和政策の縮小を開始した。ニューヨーク市場は、政策転換の時期を探り始めている。また日本銀行も、実質的な縮小に踏み切ったと言えるだろう。

・カナダ = カナダ中央銀行は4月21日、国債の買い入れを減額すると発表した。これまで週40億カナダ・ドル(約3400億円)を買い入れてきたが、これを30億カナダ・ドルに減らす。さらに購入額を段階的に減らす方針だ。理由について、カナダ中銀は「コロナの収束に伴って景気の急拡大が予想されること。また最近の住宅価格高騰に対処するため」と説明している。

・アメリカ = FRBのパウエル議長は「政策転換はずっと先のことだ。なぜならコロナ収束後に景気が急回復しても、雇用が完全に回復するまでには時間がかかる。また物価が上昇するかもしれないが、それは一時的な現象だからFRBは我慢して動かない」と、現状維持の方針を繰り返し述べている。しかし市場は、必ずしも納得していない。

なにしろコロナ対策としての現金給付や外出規制などの影響で、国民の消費意欲は膨れ上がっている。そこへバイデン政権の巨大な財政支出が加わる。ワクチンの効果で社会や経済が正常化すれば、消費は爆発的に増加するだろう。すでに1-3月期のGDP成長率は6.4%に急増した。物価も3月には2.3%の上昇。今週12日に発表される4月の消費者物価は、さらに上昇幅を広げるに違いない。FRBが緩和政策の修正を迫られるのは、そう遠くないのでは。市場の大勢は、そう考え始めた。

                      (続きは明日)

       ≪10日の日経平均 = 上げ +160.52円≫

       ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>