◇ パンデミックは小康状態に = 新型コロナ・ウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、小康状態になった。日本時間21日時点で、世界の感染者数は1億4692万人、死亡者数は341万7982人。この1週間で感染者は445万人、死亡者は8万6159人増えている。ただ、この増加数は過去4週間にわたって確実に縮小した。たとえば4週間前に比べると、感染者は133万人、死亡者は7000人減少している。もちろん安心はまだ出来ないが、好ましい兆候であることは間違いない。
この1週間の死亡者数でみると、インドが2万8149人、ブラジルが1万3715人で、ともに前週をやや上回っている。しかしアメリカ・イギリス・イタリア・ロシアなどの各国は、すべて前週を下回った。特にアメリカは4404人でピーク時の6分の1に。イギリスは55人にまで減少。さらにスペインも360人にまで縮小した。インドとブラジルはまだ高水準だが、その他の国は落ち着きを取り戻したと言えるだろう。
日本の感染者数は70万5935人で、ついに70万人を突破した。この1週間の増加数は3万8377人。死亡者数は累計1万2079人、前週より763人増加した。感染者も死亡者も過去6週間、じりじりと増加している。その数は相対的に少ないが、世界のなかではインドやブラジルと同じ“増加組”になってしまった。
ワクチン接種の遅れが、最大の原因。だが政府の対策に問題があったことも否定は出来ない。北海道・岡山・広島に対する緊急事態宣言の発令も、専門家会議の突き上げによって決まった。東京・大阪などに対する緊急事態宣言も、今月末に解除できる可能性はほとんどない。オリンピックを強行して医療体制の崩壊を招く心配は、ほんとうに皆無なのだろうか。
≪21日の日経平均 = 上げ +219.58円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】
この1週間の死亡者数でみると、インドが2万8149人、ブラジルが1万3715人で、ともに前週をやや上回っている。しかしアメリカ・イギリス・イタリア・ロシアなどの各国は、すべて前週を下回った。特にアメリカは4404人でピーク時の6分の1に。イギリスは55人にまで減少。さらにスペインも360人にまで縮小した。インドとブラジルはまだ高水準だが、その他の国は落ち着きを取り戻したと言えるだろう。
日本の感染者数は70万5935人で、ついに70万人を突破した。この1週間の増加数は3万8377人。死亡者数は累計1万2079人、前週より763人増加した。感染者も死亡者も過去6週間、じりじりと増加している。その数は相対的に少ないが、世界のなかではインドやブラジルと同じ“増加組”になってしまった。
ワクチン接種の遅れが、最大の原因。だが政府の対策に問題があったことも否定は出来ない。北海道・岡山・広島に対する緊急事態宣言の発令も、専門家会議の突き上げによって決まった。東京・大阪などに対する緊急事態宣言も、今月末に解除できる可能性はほとんどない。オリンピックを強行して医療体制の崩壊を招く心配は、ほんとうに皆無なのだろうか。
≪21日の日経平均 = 上げ +219.58円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】