◇ 太陽光発電に5兆円の予算を = 岸田首相は「数十兆円規模の経済対策を今月中旬には作成、補正予算を年内に成立させる」と明言した。どんな内容になるか楽しみだが、ぜひ取り入れてもらいたい案件がある。それは太陽光発電の発展・普及に総力を挙げる政策。補正予算に5兆円を計上して、キシダノミックスの中核に据えてほしい。その効用は、一石六鳥である。
具体的には、太陽光パネルの研究開発・パネルの設置促進・蓄電池の研究開発・送電線の整備。--いま日本の太陽光発電は、コストが高いために伸び悩んでいる。政府が財政資金を投じ、パネルと電池の効率を大幅に高める。また公共施設や民間のビル・住宅、さらには鉄道や道路などにもパネルを敷き詰める。そして必要な送電線の整備も、政府が手助けする。
こうして太陽光発電の飛躍的な増加を目指す。政府は新しく策定したエネルギー基本計画で、30年度の再生可能エネルギー発電を現在の2倍に増やす方針だが、その実現性については内外から疑問視されている。それが太陽光を最重視する政策で、不安を払拭できるだろう。これが第1の効用。もし2倍以上に増やせれば、それだけ温室効果ガスの排出を余計に減らせる。これが第2の効用。
その結果、石油やLNGの輸入が減れば、その分だけ購買力が国内にとどまる。太陽光関連への財政支出増と相まって、景気を浮揚する力となる。これが第3の効用。そのうえ太陽光関連技術が、将来は輸出できる。これが第4。さらに脱炭素に対する日本の姿勢を世界に明示できる。これが第5。最後にキシダノミックスのバラマキ性を薄めることができる。一石六鳥なのである。
≪4日の日経平均 = 上げ +273.47円≫
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
具体的には、太陽光パネルの研究開発・パネルの設置促進・蓄電池の研究開発・送電線の整備。--いま日本の太陽光発電は、コストが高いために伸び悩んでいる。政府が財政資金を投じ、パネルと電池の効率を大幅に高める。また公共施設や民間のビル・住宅、さらには鉄道や道路などにもパネルを敷き詰める。そして必要な送電線の整備も、政府が手助けする。
こうして太陽光発電の飛躍的な増加を目指す。政府は新しく策定したエネルギー基本計画で、30年度の再生可能エネルギー発電を現在の2倍に増やす方針だが、その実現性については内外から疑問視されている。それが太陽光を最重視する政策で、不安を払拭できるだろう。これが第1の効用。もし2倍以上に増やせれば、それだけ温室効果ガスの排出を余計に減らせる。これが第2の効用。
その結果、石油やLNGの輸入が減れば、その分だけ購買力が国内にとどまる。太陽光関連への財政支出増と相まって、景気を浮揚する力となる。これが第3の効用。そのうえ太陽光関連技術が、将来は輸出できる。これが第4。さらに脱炭素に対する日本の姿勢を世界に明示できる。これが第5。最後にキシダノミックスのバラマキ性を薄めることができる。一石六鳥なのである。
≪4日の日経平均 = 上げ +273.47円≫
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫