◇ 怖いもの知らずのNY市場 = ニューヨーク市場の株価は、どこまで上がるのだろうか。ダウ平均は先週508ドルの値上がり。5週間の連騰で、この間の上げ幅は2000ドルに達した。ナスダック、SP500指数とともに、連日のように史上最高値を更新している。特に3日はFRBが量的金融緩和の縮小を発表したにもかかわらず、株価は上昇した。
その日、ダウ平均は朝方から160ドルほど下げていた。ところが午後になってFRBの発表があると、急速に反発した。「FRBの発表は予想通り、パウエル議長は利上げに慎重な姿勢をみせた」というのが、反発の理由だ。怖いものなし。何でも呑み込んでしまう。こうしてニューヨーク市場は、中国経済の不安・エネルギー価格の急騰・コロナの再発・金融緩和の終了など、いくつもの障害を乗り越えることになった。
日経平均は先週719円の値上がり。終り値は久しぶりに3万円に近づいた。予想に反して、総選挙で与党が大勝したことを好感した。さらにニューヨークの活況が、東京にも波及している。ただFRBの緩和縮小で、円相場は下落しやすい。加えて原油価格も高値を維持しそう。今後の景気と企業収益に悪影響を及ぼしそうだから、株価の上値は重い。
今週は8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の毎月勤労統計、10月の景気ウオッチャー調査。11日に、10月の企業物価。アメリカでは9日に、10月の生産者物価。10日に、10月の消費者物価。12日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
その日、ダウ平均は朝方から160ドルほど下げていた。ところが午後になってFRBの発表があると、急速に反発した。「FRBの発表は予想通り、パウエル議長は利上げに慎重な姿勢をみせた」というのが、反発の理由だ。怖いものなし。何でも呑み込んでしまう。こうしてニューヨーク市場は、中国経済の不安・エネルギー価格の急騰・コロナの再発・金融緩和の終了など、いくつもの障害を乗り越えることになった。
日経平均は先週719円の値上がり。終り値は久しぶりに3万円に近づいた。予想に反して、総選挙で与党が大勝したことを好感した。さらにニューヨークの活況が、東京にも波及している。ただFRBの緩和縮小で、円相場は下落しやすい。加えて原油価格も高値を維持しそう。今後の景気と企業収益に悪影響を及ぼしそうだから、株価の上値は重い。
今週は8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の毎月勤労統計、10月の景気ウオッチャー調査。11日に、10月の企業物価。アメリカでは9日に、10月の生産者物価。10日に、10月の消費者物価。12日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫