◇ 南ア変異株に浮足立った市場 = 波乱は週末にやってきた。南アフリカでワクチンを無効にするような新種の変異ウイルスが発見されたというニュースで、26日の東京市場では日経平均が748円の大幅安となった。ニューヨーク市場が感謝祭で休場だったため、このニュースは最初に東京市場を直撃。つれてアジアやヨーロッパ市場の株価も急落。最後のニューヨーク市場では、26日のダウ平均が905ドルの下落となった。
この結果、ダウ平均は先週703ドルの値下がり。9月上旬以来の下げ幅で、終り値は3万5000ドルを割り込んだ。一方、日経平均は先週994円の値下がり。こちらは9月下旬以来の下げ幅で、終り値は2万9000円を割り込んでいる。たしかに感染力の強い新手の変異ウイルスの出現は、ショッキングな悪材料には違いない。それにしても、その実態はまだ不明。市場は怯えすぎた感じもある。
南ア変異株の世界的な拡大を防げるかどうか。市場にとっては、最大の注目点になる。同時にニューヨークは、やはり物価の動向がカギ。東京は岸田内閣の超大型経済対策が全く評価されない点が、気にかかる。内容が悪すぎるとしても、特に外国人投資家はそっぽを向いている。この調子では、日経平均の年内3万円などはとても難しい。
今週は29日に、10月の商業動態統計。30日に、10月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計、11月の新車販売。2日に、11月の消費動向調査。アメリカでは29日に、10月の中古住宅販売。30日に、9月のFHFA住宅価格、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、11月のISM製造業景況指数。3日に、11月の雇用統計、ISM非製造業景況指数。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお2日に、OPEC+が会合を開き産油量を検討する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
この結果、ダウ平均は先週703ドルの値下がり。9月上旬以来の下げ幅で、終り値は3万5000ドルを割り込んだ。一方、日経平均は先週994円の値下がり。こちらは9月下旬以来の下げ幅で、終り値は2万9000円を割り込んでいる。たしかに感染力の強い新手の変異ウイルスの出現は、ショッキングな悪材料には違いない。それにしても、その実態はまだ不明。市場は怯えすぎた感じもある。
南ア変異株の世界的な拡大を防げるかどうか。市場にとっては、最大の注目点になる。同時にニューヨークは、やはり物価の動向がカギ。東京は岸田内閣の超大型経済対策が全く評価されない点が、気にかかる。内容が悪すぎるとしても、特に外国人投資家はそっぽを向いている。この調子では、日経平均の年内3万円などはとても難しい。
今週は29日に、10月の商業動態統計。30日に、10月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計、11月の新車販売。2日に、11月の消費動向調査。アメリカでは29日に、10月の中古住宅販売。30日に、9月のFHFA住宅価格、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、11月のISM製造業景況指数。3日に、11月の雇用統計、ISM非製造業景況指数。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお2日に、OPEC+が会合を開き産油量を検討する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ≫