◇ 買いの意欲は衰えず = ダウ平均は先週228ドルの値下がり。10月の消費者物価が31年ぶりに大きく上昇、景気回復の足を引っ張るのではないかという懸念が広まった。またFRBの引き締め政策が早まるという思惑が働いて、各種の金利が一斉に上昇した。市場はこれを嫌気して下げている。しかし株価が下がると、すぐに下値拾いの買いが入る。週の終り値は3万6000ドルを回復した。
日経平均は先週1円60銭の値下がり。10月の企業物価が40年ぶりの大幅上昇となったが、こちらは株価にも金利にも響かなかった。ニューヨーク市場が軟調だったにもかかわらず、東京市場は企業決算の上方修正、岸田内閣の経済政策、それに円安を材料に持ちこたえた。ただ日経平均が3万円を回復するだけの元気はない。
ニューヨークの株価は、引き続き物価と金利の動向に左右されるだろう。またFRBが国債などの買い入れを、どれだけ減らしたか。その発表にどんな反応を示すのか。一方の東京市場は、きょう発表される7-9月期のGDP速報と、週末に公表される新経済政策をどう評価するか。
今週は15日に、7-9月期のGDP速報。16日に、9月の第3次産業活動指数。17日に、10月の貿易統計、9月の機械受注。19日に、10月の消費者物価。アメリカでは16日に、10月の小売り売上高と工業生産。11月のNAHB住宅市場指数。17日に、10月の住宅着工戸数。また中国が18日に、10月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。なお19日に、岸田首相が新経済政策を発表する予定。
≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週1円60銭の値下がり。10月の企業物価が40年ぶりの大幅上昇となったが、こちらは株価にも金利にも響かなかった。ニューヨーク市場が軟調だったにもかかわらず、東京市場は企業決算の上方修正、岸田内閣の経済政策、それに円安を材料に持ちこたえた。ただ日経平均が3万円を回復するだけの元気はない。
ニューヨークの株価は、引き続き物価と金利の動向に左右されるだろう。またFRBが国債などの買い入れを、どれだけ減らしたか。その発表にどんな反応を示すのか。一方の東京市場は、きょう発表される7-9月期のGDP速報と、週末に公表される新経済政策をどう評価するか。
今週は15日に、7-9月期のGDP速報。16日に、9月の第3次産業活動指数。17日に、10月の貿易統計、9月の機械受注。19日に、10月の消費者物価。アメリカでは16日に、10月の小売り売上高と工業生産。11月のNAHB住宅市場指数。17日に、10月の住宅着工戸数。また中国が18日に、10月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。なお19日に、岸田首相が新経済政策を発表する予定。
≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ≫