◇ 平均時給の伸び鈍化で株高 = ダウ平均は先週484ドルの値上がり。新年の取り引きは、12月のFOMC議事録で「23年中の利下げは想定しない」ことが判明。ISMによる製造業の景況指数が2年7か月ぶりの低さになったりしたため、重苦しい感じで進行した。ところが金曜日に発表された12月の雇用統計で、平均時給の伸び率が鈍化。FRBの金融引き締めにブレーキがかかるという思惑から、700ドルの大幅な反発となった。
日経平均は先週121円の値下がり。大発会の4日は400円近く下げ、9か月半ぶりの安値に。東証プライムの86%に当たる銘柄が下落した。さすがに安値拾いの買い物が出て、その後は値を戻したが雰囲気としては暗い。終り値は2万6000円を割り込んでいる。市場では、この最初の1週間が「ことしの相場を暗示しているのでは」という悲観論も流れていたようだ。
アメリカではアップルやアマゾンなど巨大IT企業の業績が悪化、株価も急降下した。主要500社の1株当たり純利益も、10-12月期には前年比でマイナスになったという推計も出ている。そうしたなかで平均時給の伸び率が鈍化したからといって、株高になるのはやはり不自然だ。すぐに‟奇妙な論理”は訂正されるに違いない。
今週は10日に、11月の家計調査、12月の東京都区部・消費者物価。11日に、11月の景気動向指数。12日に、11月の国際収支、12月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは12日に、12月の消費者物価。13日に、1月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が12日に、12月の消費者物価と生産者物価。13日に、12月の貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週121円の値下がり。大発会の4日は400円近く下げ、9か月半ぶりの安値に。東証プライムの86%に当たる銘柄が下落した。さすがに安値拾いの買い物が出て、その後は値を戻したが雰囲気としては暗い。終り値は2万6000円を割り込んでいる。市場では、この最初の1週間が「ことしの相場を暗示しているのでは」という悲観論も流れていたようだ。
アメリカではアップルやアマゾンなど巨大IT企業の業績が悪化、株価も急降下した。主要500社の1株当たり純利益も、10-12月期には前年比でマイナスになったという推計も出ている。そうしたなかで平均時給の伸び率が鈍化したからといって、株高になるのはやはり不自然だ。すぐに‟奇妙な論理”は訂正されるに違いない。
今週は10日に、11月の家計調査、12月の東京都区部・消費者物価。11日に、11月の景気動向指数。12日に、11月の国際収支、12月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは12日に、12月の消費者物価。13日に、1月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が12日に、12月の消費者物価と生産者物価。13日に、12月の貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫