◇ 2度の衝撃で大幅安 = ダウ平均は先週1481ドルの値下がり。ことし最大の下落で、終り値は3万2000ドルを割り込んだ。週初と週末に大きなショックに見舞われたことが原因。最初は7日、パウエルFRB議長が議会で「利上げペースを加速する用意がある」と発言したこと。あとは10日に、SVBフィナンシャル・グループが巨額の損失を発表。さらにシリコン・バレー銀行が倒産したというニュースだった。
日経平均は先週217円の値上がり。ニューヨーク市場の軟調にもかかわらず、週の前半は連騰した。木曜日には、半年ぶりの高値を付けている。コロナによる行動規制の解除、インバウンドへの期待、それに円安の進行が、日本株の独歩高を演出した。金曜日には大きく反落したが、それでも2万8000円台は死守している。
FRBは来週21-22日のFOMC(公開市場委員会)で、利上げを決定する。上げ幅が0.5%に拡大されるかどうかが、最大の関心事。今週14日に発表される2月の消費者物価が、市場では注目のマト。さらにシリコン・バレー銀行の倒産が、連鎖を惹き起こすかどうか。いずれにしてもリスクは強まるに違いない。東京市場はそうしたニューヨークを眺めながら、独歩高の余熱を保持できるか。抵抗力が試される。
今週は13日に、1-3月期の法人企業景気予測調査。15日に、2月の訪日外国人客数。16日に、2月の貿易統計、1月の機械受注。17日に、1月の第3次産業活動指数。アメリカでは14日に、2月の消費者物価。15日に、2月の小売り売上高、生産者物価。16日に、2月の住宅着工戸数。17日に、2月の工業生産、3月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、2月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週217円の値上がり。ニューヨーク市場の軟調にもかかわらず、週の前半は連騰した。木曜日には、半年ぶりの高値を付けている。コロナによる行動規制の解除、インバウンドへの期待、それに円安の進行が、日本株の独歩高を演出した。金曜日には大きく反落したが、それでも2万8000円台は死守している。
FRBは来週21-22日のFOMC(公開市場委員会)で、利上げを決定する。上げ幅が0.5%に拡大されるかどうかが、最大の関心事。今週14日に発表される2月の消費者物価が、市場では注目のマト。さらにシリコン・バレー銀行の倒産が、連鎖を惹き起こすかどうか。いずれにしてもリスクは強まるに違いない。東京市場はそうしたニューヨークを眺めながら、独歩高の余熱を保持できるか。抵抗力が試される。
今週は13日に、1-3月期の法人企業景気予測調査。15日に、2月の訪日外国人客数。16日に、2月の貿易統計、1月の機械受注。17日に、1月の第3次産業活動指数。アメリカでは14日に、2月の消費者物価。15日に、2月の小売り売上高、生産者物価。16日に、2月の住宅着工戸数。17日に、2月の工業生産、3月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、2月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫