魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

天才と音楽とラーメン

2011年12月03日 | ワイン ~2020年
最近体重が増えてしまって、ラーメンを自重していましたが、
今日は我慢できずに「長浜一番」へ行ってしまった。


久しぶりに豚骨エキスを注入!と思いきや、どうしても「タレ味」
(醤油の味)が強いことに違和感があって、心から好きになれない。
豚骨というよりはむしろ醤油ラーメンの気がしてきた。



「ラーメン好き」といえば、話はいきなり飛んでしまうけど、なんと
ピアニストの「上原ひろみ」だ。


昨晩TVで彼女の特集があった。


あの天才ピアニストもニューヨークの「博多一風堂」で矢野顕子と一緒に
ラーメンを食べていた。(NYでは数十店のラーメン店があるらしい)


どうやらこの二人の天才たちもラーメンは好きなようだ。

また上原ひろみは落語が好きで「音楽に通じるところがある」と言っていた。
(芸を一生をかけて成長していくところ)

ラーメンも同様に「音楽に通じる」らしい。(その場の一瞬の勝負を繰り返すところ)


まあね、結局ラーメンなのよ。音楽なのよ。瞬間なのよ。

ついでにワインとの接点も触れて欲しかった気がします。




でもその後、彼女は素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
「心」がうねりや踊りを奏でて、それはTV画面から飛び出し、見る側、視聴者の
心に「音」として迫って来るんですよ。


私もそのうちそんな演奏をしてみたいなあ。
なーんてしみじみと感じながら飲むのはこれ。





2010 Ch.レ・キャトルフィーユ
   (仏、ローヌ地方、赤、千円台前半)

花を突くようなシナモン、ハーブがガンガンと来ます。マロン、焼き菓子、
鉄、赤い花、カシスなどが香ります。


味わいは厚みがあり、果実味も豊富でスパイシー。タンニンもしっかりと
乗っていて、ちょっとジカジカとした印象です。

あまりに若いので落ち着くのか?落ち着いたらジカジカした感じが取れて
まろやかになるのか?までは分かりませんが、ちょっと「元気良過ぎ」
でしょうかねえ。


まだまだ自分自身のひよっこ加減を見る思いでもあります。


学ぶことがいっぱいあった一日でした。


コメント (2)
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