魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

奇妙な統計と勝者

2014年08月06日 | ワイン ~2019年
面白いデータがありました。


「中年が大酒を飲むと認知障害になりやすい」(クリック)というもの。


もうひとつ。
「楽器を演奏していると老化が遅くなることが明らかに」(クリック)というもの。


あと、「赤ワインを飲むと認知症の予防になる」というのも一時言われておりました。


さて、そうなると私は上記の3つに該当するわけですが・・・

結果はといいますと・・・言うまでもなくこのバカさ加減です。


そのバカさ加減ですが、少なくともこれ以上は・・・・・耐えたい、何とか耐え忍びたい!

耐えたところで老後を迎え、何とか認知症にならずに逝きたいところ。


でも最近言葉が出んごとなったり、覚えきらんごとなったりします。

お店にあるワインの名前を言われて、しばらく考えて、「その名前はきっとスペインだ、
何やったかなあ、どれやったかなあ???」などと考えてしまう始末。

すでに老化や認知症は足音を立ててやってきており・・・orz




さあ、今夜はこれ。





2010 サヴィニー・レ・ボーヌ(マシャール・ド・グラモン)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、3000円程度)


香りはヘーゼルナッツ、乳酸、ワックスあたりがまず来ます。これは古樽使用
(新樽比率が低い)ということに起因するように感じます。
あとはフランボワーズ、イチジク、革、赤土などです。

味わいは軽めで、決して濃くはありません。しかし「もろみ」のような、どこか
しっかりしたエキス分があって、軽いながらも骨格は感じることが出来ます。

あと、コート・ド・ボーヌ地区らしく、穏やかで柔らかさがあって、優しく包んで
くれる風味です。酸は凛としてタンニンは細やか。獣臭などの旨味成分も出ていて
ブルゴーニュが好きな方にはとっても「らしい」味わいだと思います。


こんなの飲んでいると、そのしなやかさと柔らかさに、ついつい飲み過ぎて、
最初に書きました「中年が大酒を飲むと・・・」になってしまうのかもしれません。


でもさ、よかやっか~。

美味しかブルゴーニュば飲んで幸せになったもん勝ちって思う。

統計がどうした、こうしたいうよりも、幸せになった方がよかとさ~。


結局、美味しいワインを飲む人が勝者!!!

そんなわけでこのワイン買ってください。


コメント
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