魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

祝杯だね!

2015年06月09日 | ワイン ~2020年
「なでしこJAPAN」見事に初戦勝利しましたね。

女子W杯ワクワクしながら見ておりました。


スイスもかなり強かったけれど、なんとか・・・でした。
ホントはもう1点どこかで取ってほしくはあったけれど、ミスやピンチもあったのでまあ良し。
結果が大事です。

次の戦いも楽しみですね。



さて、昨晩はこれを飲んでおりました。
まだ半分残っているので今晩の祝杯はこれで決まりです。




2012 サントネー V.V(ドメーヌ・トマ・モレ)
  (仏、ピノ種、赤、4千円台)

期待のトマ・モレ(英語読みトーマス・モレイ)です。
前回はマランジュ1erでしたが、今回は村名。でも価格は同じです。


香りはチェリー、イチゴ、フランボワーズ、スグリなどのフルーツ、赤土に、画用紙、
獣臭、お菓子系などあって、香りに厚みや広さがある感じがします。

味わいは若いフルーツが爆発しますが、ピノの割には厚みと肉系旨味が多くて、ちょっと
驚きです。やはりマランジュ村とはキャラが違うんですねえ。
酸はしっかりありますがこれは先々重要な要素となるでしょう。タンニンは細かくて
熟成するとかなりなめらかになるのではないかと予想します。渋いのが苦手な方には
バッチリの熟成をすることでしょう。



そして先日のマランジュ 1er ラ・フュシィエール(クリック)と比べると面白いです。



マランジュは可憐でチャーミング、清楚、そんなイメージに対して、こちらのサントネーは
チャーミングではあるものの獣的、ちょっとガッツリ、いきなりガツン系みたいな特徴を
感じます。

前者はアイドル、女優系に対して、後者はスポーツ系、なでしこジャパン系かもしれません。

同じ造り手、同じ年のものを飲んでそう感じるのは実に面白いことです。
ラベルは一見何の変哲もない文字だけのラベルで似たように見えますがすが、味は別物なんです。

これこそブルゴーニュの、というか、ワインの面白さね。

コメント
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