魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

世の中は不確定なのさ

2015年06月10日 | ワイン ~2020年
「「日本酒」表示、純国産に限定 財務省が年内にも方針」となるらしい。
詳細はこちら(クリック)もしくはこちら(クリック)です。


現在スーパーやDSで売っているパック入りの日本酒では外国米が使われている場合もあります。
もしかしたら遺伝子組み換えの原料だって使われている可能性も・・・。

この法案でどれだけ日本酒の枠からはねられる商品があるか見ものです。

また例え国産米でも、精米時に削られた部分を原料に造られたり、放射能に汚染された恐れのある・・・
がないとも限りません。

まあ、この世界は不確定なんです。




ワインも同様にね、いろいろあるとです。

スーパーの棚に並んだこんなの。




「酸化防止剤無添加」(なのにポリフェノールは添加してあるとかさ)、「甘口」(酸化
防止剤は添加してないけど糖類を添加だとかさ)、「有機」(どこまでか基準がはっきり
しないし、国産ブドウか外国のブドウかもわからない)などなど怪しい表示。
これを本気で信じる消費者も多いかも。


これはひとえに日本に「ワイン法」がないために起こるわけですが、何をやっても
合法というか、何でもアリなんです。加熱殺菌してワイン本来の美味しい味わいも失った
ものも並んでいることでしょう。

ワインの本当の愛好家はまずこんなワインは飲みません。
「普通、価格で怪しいと分かるやろう」、「酸化防止剤は少量でも使わないとろくなことにならないやろ」
ってな具合です。「酸化防止剤=悪」という間違ったイメージを持っていらっしゃる方が多いです。
感情だけで正義だと決めつけいます。


もちろん、それは「悪」というわけではなく、消費者のいい加減なイメージや知識に
メーカーが迎合したゆえの商材なんですよね。

不確定な要素はいっぱいあって、知ろうとすればするほど、その適当さや法律の不備に
悩むこととなります。

「上っ面のイメージや表示に騙されないこと」これに尽きます。
ネットで出所の分からない怪情報も飛び交います。(最近極めて多いです)

世の中の多くの人は(自分も含めて)、「知名度」を飲んでます。食べてます。選んでます。
これは食品だけでなく、買う商品も本も音楽もTV番組も芸術作品も・・・・・ほぼなんでもです。

もっと本質を知りたいし、本質で選ぶ気持ちを持ちたいですね。


コメント
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