夫のお目当ては、「美術館展」。
最近、テレビで黒柳徹子さんが紹介されていた「チューリヒ美術館展」。
そこで紹介されていたモネの「睡蓮の池」の絵が良かったからか、行きたくなったようです。
わたしも、
夏に六本木に来た時、時間の都合で入ることができなかった
「オルセー美術館展」がまだやっているので、
それに興味があって、
両方をみるために国立新美術館に足を運びました。
六本木ヒルズから歩いて10分くらい。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅からは直結しています。
平日なのに、美術館内は人・人・人!
わたしたちよりも10歳、20歳。30歳年上の方々ばかり。
もちろん若い人は、学校やら仕事やらで来にくい時間ではありましたが、
それでも、これほどたくさんの人々が美術館に集まるという、高齢者の方々の文化度の高さにはびっくりします。
最初は、「オルセー美術館展」に。
「オルセー美術館展」は、7月からの開催で、もうすでに何ヶ月も経っているし、平日だから、
さすがに空いているだろうと推測。
ところが、ところが、
なんと「チューリヒ美術館展」のほうが空いてました・・・。
「オルセー美術館展」の出品作品リストはこれ!←
わたし的には、
この美術館展のポスターにもなっているエドゥアール・マネの「笛を吹く少年」が
やはり印象的でした。
その他、
子供の頃から図録で何度となく目にしたミレーの「晩鐘」、
セザンヌの「首つりの家」などもありました。
何より圧巻で、さらに「?」と思った作品は、
今回の展覧会のチケットにも印刷されている
クロード・モネの「草上の昼食」。
かなり大きな作品。
2枚の絵の合体作品になっていて、さらに2枚の絵のサイズが違ってまして・・・。
ちょっと変わってます。
実は1枚の絵だったらしく、大家さんに家賃滞納のかたに渡していたら、
取り返した時点で痛みが激しくて、痛んだ部分を除いたところ、こんなかたちの絵になったとか。
(ちなみに、同じ「草上の昼食」という題の絵では、エドゥアール・マネのものも有名ですね。)
本当に満腹感のある展覧会でした。
まだまだ混み混みですよ~。
さて、その後「チューリヒ美術館展」に行きました。
このチケットにも載っているクロード・モネの「睡蓮の池」(1916/22年 油彩、カンヴァス 200×600cm) が素晴らしかったです。
作品は、その他に、
エドヴァルド・ムンク 「ヴィルへルム・ヴァルトマン博士の肖像」、
アンリ・ルソー 「X氏の肖像(ピエール・ロティ)」、
ポール・セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山」、
エドガー・ドガ 「競馬」、
ポール・ゴーギャン 「花と偶像のある静物画」、
フィンセント・ファン・ゴッホ 「サント=マリーの白い小屋」、
パウル・クレー 「スーパーチェス」、
ピート・モンドリアン 「赤、青、黄のあるコンポジション」、
マルク・シャガール 「婚礼の光」、アルベルト・ジャコメッティ 「広場を横切る男」などなど。
モンドリアンやクレー、ジャコメッティなどの作品は、単純なのですがかなりのインパクト。
わたしとしては、
思いがけず、大好きな彫刻家エルンスト・バルラハの作品「難民」に出会えたのが、一番嬉しかったです。
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