蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ウエブサロン(25) (bon)

2024-08-13 | 日々雑感、散策、旅行

 連日危険な暑さが続いていますが、一昨日(8/11)には、毎月第2日曜日定例に
なりましたウエブサロンがありました。この暑さの中、仲間10人が参加され、異口
同音に夏の過ごし方に閉口しているとはいいながら皆さんお元気でした。 

 このグループは、高校同期の蓼科浪漫倶楽部メンバーで、みなさん傘寿を少し
前に通り過ぎている超青春仲間です。 信州、蓼科農園で畑作業をしていた頃
(16年間)も、寄る年波に何とか打ち向かいながらも、充実した楽しい記憶が今も
宝物の一つになっていますが、農園を閉じてからすでに5年が過ぎ、コロナもあり
ましたから体調の高齢化は一段と進んでいるように誰もが感じているところです。

 一昨日のサロンには、10人が参加されましたが、1人が退席した後に、1人が参加
するというすれ違いがありましたので、画面は9人ずつの2面を用意しました。
(誰か1人が入れ替わっているのですが、わかるでしょうか?)

  2画面の内、1人だけが入れ替わっています。(関東×6、関西×4)
   

 

 あれから、すい臓がんに襲われた御仁が2人もいて、一人は手術で生還しすでに
3年経過で問題なし、でホッとしているさ中に突然脳内出血で緊急入院となりびっ
くりしましたが、その後の経過も良くお医者的には問題なしということのようです。
 しかし、ご本人はどうも一段と年を取ったようないまいち活力の出ない毎日と
なっているようです。先の5月に実施した同期会の幹事も無事勤めてくれましたし、
声にも艶があり回復基調にあることは確かなようです。


 もう一人は、すい臓がんが1年半前に発見され、手術不可の部位だったため、抗
がん剤治療に入り、途中免疫不全から肺炎を併発するなどの危険がありましたが、
今はそのすい臓がんが消滅しているという奇跡を呼び込んでいるのです。 まだ、
抗がん剤は服用し、検査は継続していますが、先日には白馬五竜のゲレンデに高山
植物とともに涼風をほしいままにして来たそうです。 コマクサやクルマユリの
写真も披露され元気そのものの感じです。

          コマクサ
          (ネット画像より)

 この中に、今も畑をやっている人が3人もいるのです。山男で頑強(今も)な彼は、
昨年心臓の弁を取り換える大手術をし16日間もICUに入っていましたが、その後は
いたって元気で、自前の畑だけでなく、共同の畑にも参加し、例年秋に近隣の子供
たちに向けた「いも掘り体験」ようのサツマイモなども栽培しているそうです。  
 ことにこの夏の猛暑がこれら作物にどれほど影響しているか心を砕いていると
いいます。すでに、自宅用の葉物の出来は良くないとのことでした。朝夕に仕事を
しているそうですが、9月に入ればタマネギの種まきを計画しているそうです。
超早生、早生、普通とタマネギの生食のために時間差栽培を試みているとありま
した。

 畑作業を以前からやっているもう一人も、この炎天の中で格闘している様子でした。
彼の畑歴も長く、蓼科農園ではもっぱら指導的立場で活動していたのです。
 しばらく前から、畑作業の傍ら、シルバーセンター活動の一環で、近隣の皆さん
向けの「庖丁研ぎ」を始めていて、今では、好評を得て大変繁盛しているそうです。
今では生きがいの一つになっているのかも・・? 先刻、白内障手術を済ませ、この
月末には右眼の手術を控えているそうです。

        包丁研ぎ(4月頃の写真)
         

 

 白内障の手術を20年も前に済ませたという御仁は、「庖丁研ぎ」の彼と同じ地域
に住んでいて、ポスターを見て包丁をお願いしたそうですが、たまたま彼が不在の
時で会えなかったと、このサロン談話の中で、意見交流がありました。そんな彼は、
家族や友人とこの夏別荘生活を楽しんでいた他、何年振りかで、立山―黒部アル
ペンルートに行った話がありました。シーズンがらそうなのかもしれませんが、
上高地では、まるで心斎橋(大阪の繁華街)を思わせる混雑ぶりだったとか。      
 彼は、元々海外旅行三昧で、都市だけでなくヨーロッパアルプスの麓などへも
足を延ばしていたそうです。

 

 彼の、アルプスの写真をモデルに、水彩画を仕上げた彼女からは、その絵画
(A3サイズ)を、画面上で紹介されました。少し前には、大阪城を俯瞰した秋の
景色を描いた伸びやかで素晴らしい絵画は、スキャナーして、メンバー全員にメー
ル添付で送られてきていました。

       送られて来た 大阪城の絵
        
        

 そんな彼女も自宅畑(畑の3人目)をしていて、今年はトマトなどの豊作に満足
している話がありましたが、合わせてカラスによる被害なども報告されていました。
 彼女の近況は、ゴージャスな時を過ごされていたようです。大阪駅の高層ビル
の上階ステーキハウスで、素晴らしい夜景を見ながらのステーキを味わう夜や、
その2~3日後には、和食を楽しんだ後、ベートーベンピアノコンチェルトのコン
サートだったとか、なんとドラマのシーンのような日々だったようでした。

 

 高校時代野球部で活躍した彼は、3年前に胃がんの手術をしてから、特段の後遺症
などはないようですが、めっきり体力が落ちたと自覚が先行しているようで、以前
には見せなかった少々弱気なところも感じられるのでした。しかし、未だ時々は
仕事にも出かけるとのことで頑張っている様子です。  

 以前にはほとんど口に出さなかった彼も、最近では「おしゃべりがごちそう!」
などというようになってきました。 今日、彼が配慮していたのは、母校120周年
記念グッズとして販売されたシンボルマーク入りの特製Tシャツを着用していたこと
でした。
 その昔、高校野球で甲子園出場の時、宿舎にはお米を持参したという話もあり
ました。昔の山小屋などでの話から、体験談の一端が披露されていました。

 

 いつまでも元気で活動的なスーパーウーマンの彼女からの近況は、「アニサキス」
にやられたとの報告がありました。 評判の魚屋さんからにぎりずし盛り合わせを
取り寄せ、シャレた夕食をおいしくいただいたところまでは良かったのですが、
しばらくすると(本人だけ)胃が痛みだし、通常経験する痛みをはるかに超えた
激痛に転げまわったそうです。胃薬や鎮痛剤などを服用すれど、吐き出すばかりで
一向に収まらない。病院に・・とも一瞬よぎるも、とにかく七転八倒で余裕すら
なく苦しんでいるうち、いつとはなしにウトウトし始め、そのまま朝を迎えたそう
です。

 朝になって、ケロッとした自分がいました。一体何があったのかみたいな状況で
大事には至らなくホッと胸を撫で下ろしたそうです。医者にもかからず、あの痛み
だけが脳裏に残っているだけで、特段の後遺症もなく一段落したお話でした。
 少し前には、車で電柱に衝突する事故にあって病院に搬送されたり、人生でまた
とないアクシデントを経験した話題豊富な彼女でした。十分に気を付けられます
ように。 アニサキス・・初めて知りました。


 オンライン談話も終わろうかというときに、いつも元気にしている御仁が、最近
音沙汰がなかったので、一人が電話をしてみたら自宅にいたのです。とくに用事が
あった訳ではなさそうで、ただ忘れていたような感じで、電話の指示に沿って
パソコンを操作し、この談話サロンに参加したのでした。
 他の皆が、心配しているとのことを聞き、本人はご無沙汰をお詫びしたりして
いましたが、聴けば、体調は思わしくないとのことですが、散歩も続けているとの
ことで、元気な声つきでした。 皆さんとの会話も進んで、話すうちだんだんと
昔の彼に戻ってきた感じではありました。普段あまり会話をしていないことから、
どうしても心が前向きにならないのではないかとの本人の弁も聞かれ、次回からは
忘れず参加するとの決意も聞かれたのです。仲間から、直前に電話するよ・・の
声もありました。 定例として決まっていても、つい忘れてしまうことがあるの
かもしれません。

                 

 このウエブサロン、月に1度は、頻繁過ぎる・・?と初めの頃、危惧したほどで
したが、
25回ともなると、どうして、これでも待ちかねる時があるくらいで、毎月
でよかったと思えるのです。特段話題が無くても、そのことに参加する‥という
行為そのものが、意識を鼓舞している‥大げさなようですが、そんな感じがするの
です。

                 

 今回は、14時から初めて、操作のトラブルもなくすんなりと始終本来の談話会
でしたが、終り近くには、オリンピックの印象などお話は盛り上がり、16時30分も
過ぎてようやくお開きとなりました。
 みなさん、お疲れのことと思いながら、しかし楽しい時間であったとの充実に
思いは進むのでした。 では次回をお楽しみに・・。

 

 

 

Blue Skies

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする