蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

Society 5  (bon)

2023-09-11 | 日々雑感、散策、旅行

    昨夜のラグビーW杯、対チリ戦は、42-12で大勝しました。肉弾戦の激しいスポーツですね。
    第2戦は、上位のイングランドと9/18(月)です。 また大相撲秋場所が始まりました。
    こちらも面白いですね。

 

 古くて新しい未来のことですが、あまり知られていないかもしれません。もう
7年も前に、内閣府の政策閣議で決定された『第5期科学技術基本計画』で、我が
国の目指すべき未来社会の姿として提唱されました。  すなわち、狩猟社会
(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情
報社会(Society 4.0)に続く新たな社会を指した、サイバー空間(仮想空間)と
フィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と
社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society5.0)として描かれて
います。

         (ネット画像より)

 このような新しい構想は、これまでも往々にして未来型コンセプト、新しい
パラダイムなどを企画する専門家による作品のようにも感じ、斜めで見る癖が
ありましたが、しかし、それはそれで一つの新しい希望を備えた未来の姿が描
かれていますから、それ自体どうのこうのということではありませんが、具体的
にどのように進められているか、あれから7年が過ぎていますが今のところ目立っ
た具体的な動きはないようにも見受けられます。

 ネット情報を見てみますと・・、

 NTTでは、IoTやAI、ロボット、自動運転などの新しい技術の進展により、現代
抱えている諸問題、例えば農業や地方の過疎化、高齢者に対するサービス、医療
関係、流通、労働者不足などに解決の道を開き新しい社会の構築に向けた取り組み
が始められているほか、これらの基盤になる、情報の速やかな伝達、情報遅延の
ない、多数同時接続が可能な新しいネットワークIWONの構築を目指しています。
また、

 NECでは、Society5.0実現を支える技術として、IoT、ビッグデータ、AI、5G、
ロボットが挙げられていました。蛇足になるかもしれませんが、ちょっと解説
しますと・・、

・IoTとは、Internet of Thingsの略称で「モノのインターネット」という意味
で、センサーや機器、住宅、車、家電製品などのモノがインターネットに接続
され、モノ同士が相互に情報交換できる仕組みを指しています。すでに産業の
あらゆるシーンで活用が進んでいます。

・ビッグデータは、膨大なデータ群を指し、Volume(量)、Variety(多様性)、
Velocity(速度あるいは頻度)の「3つのV」を実現しすでにこれの活用による
成功事例が多くみられますがさらに広範囲に発展するとしています。

・AIは、「人工知能」で昨今話題に事欠かないほど進展してきています。

・5Gは「第5世代移動通信システム」を指し、現在スマホの世界でも普及してい
ますが、さらに高速大容量、高信頼・低遅延通信、多数同時接続の実現に向けた
取組みがなされています。IoTなど多くのデバイスからの膨大な情報を、リアル
タイムに通信できる技術で、Society 5.0で欠かせないインフラ技術です。

・ロボットは、AIで得られたフィードバックを現実空間で運用する役割を担い、
工場での産業用ロボットをはじめ医療・介護の現場で活躍するロボット、農作業
をおこなうロボットなどがさらに発展し自動で動くようになる。

    Society5.0のイメージ  (内閣府HPより)
  

 

 これらの技術により、すでにものづくり、交通、農業、医療・ヘルスケア、
食品、防災、エネルギーなど広い分野への導入が試みられています。

 さらには、無人店舗、キャッシュレス決裁の進展、VR(仮想現実)など次第に
拡大されてくるでしょう。

 これらはすべて、現状の課題となっている

  • 知識や情報の共有・連携が不十分
  • 情報の探索や分析作業の負担
  • 地域の過疎や少子高齢化の問題
  • 年齢や障害などによる制約

などの解決に向けて展開されてゆくことでしょう。そして、これらが実現できる
ためには、もちろんそれぞれの技術的発展に加えて、なんとしてもセキュリティ
とプライバシーの確保に関する保証が必須であることは言うまでもありません。

                  

 Society 5.0の実現に向けては、当然のことながら上述のとおり、すべての分野
が同時並行的に展開されるのではなく、必要性の高い分野や具体化が進んでいる
分野など部分的に新しい機能・サービスが実現され、さらにそれらが発展し、
あるいはその周辺領域が発展して、時間と共に多くの分野がビルドアップして
行くのでしょう。

 たとえば、自動運転で、自動車が一般道を自由に走行することはまだ先であっ
たとしても、工事現場や災害復旧など危険が伴うあるいは劣悪環境な下で稼働
しなければならない大型機械などが自動運転されるとか、遠隔医療で手術までは
無理でも、近くの診療所で専門的な診断・治療が行われることが出来るかもしれ
ません。農業では、アグリテックと称する遠隔自動耕作にチャレンジされ、さ
らに高度化が目指されています。

                  

 私らの世代は、社会人として丁度脂ののって来た頃に情報化社会の到来を云々
していましたが、この頃には、全世界中の個人がスマホを持つ時代を想定して
いませんでしたね。このこと一つをとってみても、社会の行動パターンやある
いは文化までも新しく変化させてきたと言えるのではないでしょうか。 

  最後に、内閣府HPに、全国157地域で229のスマートシティの実証・実装事業が
進行中であるとありました。 いろいろと進められているのですね。

 

 

 

具体的な例ではありませんが・・

動画でわかるSociety 5.0 令和3年版科学技術・イノベーション白書

 

 

 

 


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