メダカ池脇の中池には、ヘラオモダカやミニ睡蓮など湿性植物を植えている。早くもそれぞれ花を付け始めたが、今朝はヘラオモダカの白い花をアップしてみた。純白で飾り気のない花であるが、爺にとっては懐かしい花である。というのは父母たちが大鎌で牧草を刈っていた湿地に生えていた植物だからである。
ところで、その地は今では「差塩湿原」と名がつけられ観光資源となっている。だが、当時は2万年前の氷河期に出来た低層湿原(海抜500M)で貴重な植物が生えているなどと知られていなかった。氷河期生き残りの植物といわれるミツガシワ(子どもの頃は、牛馬も食べないので毒草といっていた)が開花するころには大勢の人々が訪れるという。いわき市の天然記念物に指定されている。