さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

地産地消のギリシャワイン さらにア●スだのメタク●だの

2016年11月02日 | ギリシャ



明るいですが、サマータイムだったので、これでも19:30を過ぎています。まだ夕食を
食べる人は少ないくらいです。

ハウスワインが続いていたので、そろそろちょっと銘柄を厳選していいワインでも
奮発してみるか、となじみになったレストランでメニューを見てみる。しかし「1リットル」
だの「半リットル」だの、ハウスワインの「赤」「白」「ロゼ」を選ぶだけだ。 

いままで毎日飲んできて、特に悪くもないんだが、「おう、どこどこのなんつーワイン!」
と印象に残るような銘柄を覚えておきたいわけ。日本に帰ってから手に入れることも
できるかもしれないんだし。

例のおじさんに「ボトルで何かないの?」と聞いてみたら、「ぬ?」となって、「ないよ。
でも、うちのワインはいいワインだよ」とのお答え。失礼しました。頂きます。。。
1リットル飲んでも数百円だから安い。ただあまり個性がないんだなー。

ギリシャ滞在も数日経って、だんだんわかってきました。地産地消が基本なのです。
ワインといったら、近所で作ったやつなんです。京都の居酒屋に行ったら、「うちは
玉乃光です」みたいな?ちなみに、食材もそうなんです。それも長野の温泉に行ったら
「うちの料理は信州の新鮮な食材を使ってます」みたいにプレミア感がある雰囲気では
なく、千葉の民宿に行ったら、あたりまえに裏の庭で採れた茄子やキュウリが出てくる
みたいな。



アーティチョークです。柔らかい筍の先っちょみたいな?一皿半分でいいなー。
これだけで腹いっぱいになっちゃう私ですのでー。



メインは豚肉にしました。久々にがっつり。御飯がついて、定食みたいでウレピー。



というわけで、高級ワインはあきらめ、ギリシャならではの酒、「ウゾ」を注文。これは
どこにでもあります。ワインを造ったあとの搾りかすを蒸留して造るそうです。つまり
安酒。40度程もあるので、グビグビはやれない。

香草のアニスを使っており、独特の香りがします。アニスはセリ科の植物で、
東地中海、すなわちここギリシャやエジプトで採れるそうです。この強い匂いは、
エジプトでミイラを作るときにも使われたんだってー。



温度を下げると、このように白濁します。お土産に小瓶を一本買ってきて友人たちに
飲ませましたが、みなさん「フ~ン」という反応だけでした^^;



シンタグマ広場はやはりこうなっていました。静かなバーが見当たらないので、
ホテルのバーに行くことに。



ホテルは港を見渡す要塞にあるので、テラスにあるバーのほうが街中より落ち着き
ます。 他に人はいなかったので、広いテラスを独り占め^^



「メタクサ」というギリシャのブランデー。ハーブやバラのエキスも入っているそう
ですが、喉に流れていったあと、鼻腔いっぱいに広がるマスカットの香り。こりゃあ~
スーパーゴージャスだぜ!夜の地中海を眺めながら、こんな酒の入ったグラスを
一緒に傾けるのにふさわしい女性が横にいたらね♪

んっ?そんな人には俺がふさわしくないってか?w(゚益゚)w