朝テレビをつけると、ホメロスの「オデュッセイア」のアニメをやっていました。
ギリシャ語はちんぷんかんぷんですが、話の筋は知っているので、だいたいの
内容はわかります。
シュリーマンが子供の頃に何度も読んで、これは本当の話だと遺跡発掘を夢見た
彼の原点です。長い話なので、これから何度かに分けてご紹介致しましょう。
夜中まで雷雨の音が聞こえていましたが、でかけるときにはご覧の青空♪
オリンピアを去って、今日はコリントスへ向かうのです。
これは廃線だと思いますよねェ。この電車に乗って途中まで行くこともできるの
ですが、降りてからバス停までまた歩くので、やはり最初からバスにしておき
ました。
バス停は、なんと駅前から。
駅に到着すると、あ、あれは…?!
ホテルのバーで酒を注いでくれた人でした~(^益^)b
バスが来るまで、しばらくおしゃべり。彼はオリンピア郊外に住んでいたのです。
バスは出発。灰皿がありますねー。でもさすがに車内は禁煙でしょうw
さて今日はオリンピアからコリントスへ行くのですが、ホテルでバスの行程を聞いて
みると、来た道のトリポリ経由ではなく、西の「ピルゴスへ行け」という。
なんか目的地の反対方向に行くみたいですが、まあ海岸沿いの道は景色がきれい
だというので、とりあえずピルゴスへ向かう。例によって、その先のタイムテーブルは
不明で、とにかく「ピルゴス!」なのである。またいきあたりばったりかー。
また例によってバスは市内循環で買い物客の短距離利用、路地で止まってひっきり
なしの乗り降りが続く。さてこの画像はなんでしょう。ピルゴスのバスステーションに
到着したのです。昨日の大雨で、なんと海のよう。降りられるのか???
タイヤが水につかって船のように進みます。さすがに客を降ろすところは水が引いて
いる場所にバスは止まりました^^;
オデュッセイア 1
イタケーの王である勇猛な戦士オデュッセウスは、トロイ戦争で大活躍してから凱旋帰国をしようとしますが、帰ることが出来ずに10年余りも放浪の旅をするはめになります。この物語は、彼の帰国の冒険と苦労、そして彼の不在中にひどい目にあっていた妻子の仕返しをするという長編叙事詩です。
トロイ戦争は紀元前1700年頃から紀元前1200年頃の間に起ったといわれています。そしてその物語を紀元前8世紀頃に吟遊詩人が歌ったらしい。「平家物語」のようですね。そしてホメロスという詩人が文字に書き残したのが紀元前6世紀頃らしい。
この話には様々な神々が登場して大きな役割を果たしているし、超自然的な出来事に満ちているので、架空の物語だろうと思うのが普通でしょうが、その頃にはどうやら本当に戦争があったらしいし、神話といってもシュリーマンのように「本当にあったはずだ」と考えることもある程度は可能なのです。