ホテルの朝食です。ジュースがフレッシュじゃないと少々残念w
こんな感じで、普段の朝食はビスケットをかじるだけだったりするので、
こういうときは朝から腹がいっぱいになってしまいます。
さて、この日はオリンピアにはるばるやってきた最大の目的、古代オリンピア
の遺跡を見に行きます。
街に向かって歩いていたら、突然電車が通り過ぎて驚いたwww
いやだってね、昨日線路を歩いたのですが、この様子なので、当然これは
廃線だと思い込んでいたのです。なので電車が通り過ぎたときには、これは
幽霊列車だと思ったんですぅ~(^益^;
駅です。いつも閉まっているようです。あとでわかったのですが、一日に
何本も走っていないし、どうやら切符は列車のなかで買うようです。
ギリシャでは、よく道路沿いにこんなのがあります。どうも日本のお地蔵さん
のようなものらすい。
遺跡は街はずれ、歩いて行けるところにあります。
古代オリンピアの遺跡に入りました。
ナフプリオンで見たティリンスの遺跡はミケーネ時代、紀元前1300年頃の
文明です。その頃は酒の神ディオニュソスや怪力ヘラクレスがいた時代、人間と
神様が混在していた神話の時代です。シュリーマンはそれが本当にあった
はずだ、と執念で掘り出したのです。そりゃあみなさん、たまげますよねえ。
そして古代オリンピックがここで最初に開催されたのが紀元前776年。
ここから古代ギリシャ文明の歴史が始まるとされています。つまりしっかり
した記録の残る歴史の始まりなわけです。
そしてローマの支配が始まり、古代オリンピックが廃止され、古代ギリシャが
消滅するのが393年。つまり古代ギリシャの歴史は、オリンピックに始まり
オリンピックに終わるのです。ギリシャは運動会にあり!
393年に古代ギリシャの歴史が終わり、「ギリシャ人」というのはずっと
存在しなくなります。あっちこっちの支配を受けて、ギリシャ独立戦争を
経て今のギリシャという国が成立するのは1832年ですから、千年以上も
この古代文明は「過去の遺物」としてないがしろにされてきたのですね。