さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

古代オリンピック競技博物館 3

2016年11月20日 | ギリシャ

     

レスリング

人間の原始的な力と技を競うという、もっとも古い競技のひとつです。「アップ
ライト」と「グラウンド」の2種類がありました。今でいう、上半身だけを
攻撃する「グレコ・ローマンスタイル」と、全身が攻撃対象になる「フリー・
スタイル」なのでしょうか。3回相手を倒すと勝ちだったとか。
上の画像は、交尾の様子ではなく、レスリングでバックをとったところです。



ボクシング

げんこつで相手を打ち負かすという、レスリングと同じく人類最古の競技のひとつ
です。手を傷めないように、こぶしには柔らかい革ひもを巻きました。今でいう
バンテージ。ボクサーは向かい合い、左手を防御に、右手をパンチに使い、頭部
だけを狙いました。ボディー攻撃はなかったのですかね。なんと時間制限はなく、
どちらかがKOするか、ギブアップするまで続けられたそうです。激しそう。

     

こりゃあ~ヘビー級ですなあ。ちなみに体重は無差別だったようですね。
それじゃあデカイ奴が勝つよねェ。。。



これは殴られてこうなったのではありません。少年アスリートの像です^^;



走り幅跳び

いわゆる「ロングジャンプ」は、1歩だったのか2歩だったのか、はたまた3段跳び
だったのかは定かではありません。板を置いた踏み切り台を使って砂地に飛ぶのは
今と同じで、両手に石か銅の重りを握って飛んだそうです。そして振り子のように
重りを握った腕を振って、地面に降りる直前にその重りを後ろに放り投げたとか。
そのほうが距離が出るとも思えませんが、見栄えが良くなったのかな?

     

馬車レース

2頭立て、4頭立ての馬車レースがありました。スタートが大事で、ロープを
渡してきっちり同時にスタートできるように工夫されていました。そしてカーブで
インコースを取るのがとても大事で、そこが乗り手の技術の見せ所で、アクシ
デントが起こる場所だったのです。大騒ぎが目に見えるようです。



せっかくだから、横に並べて展示すればよさそうなものですが、馬と人間は
残っても、馬車がなくなってしまったのですなぁ。

     

いかがでしたか、オリンピックの歴史。戦争ばかりしていたギリシャの国々も、
オリンピックのときだけは停戦したそうです。武力行使ではなく、スポーツで
戦うのもいいですよねえ。領土問題の決着には、ロシアと体操で、韓国とは
サッカーで、中国とはバレーボールでやったらどうだ?審判が大変すぎるで
しょうけどね~(^益^;