今度は豪商の町屋、熊谷家のお屋敷を見物しました。武家と違って門、塀に続く
庭がなく、すぐに建物です。しかしものすごくでかいよ。
こちらは享和元年、1801年の建築です。ご先祖は毛利家の家臣だったらしい
ですが、江戸時代初めから銀山附役人を務めたそうです。鉱山業の他に酒造業、
年貢銀を秤量・検査する掛屋なども行ったそうです。画像の正面は秤ですよね。
立派な床の間ですこと。
こんな庭もありますが、中庭も複数あるのですー。
風呂は少々小さい。薪を燃やしていた頃には贅沢なものだったのでしょう。
この床下には、地下蔵があったのです。長らく忘れ去られていたそうですが、
発掘されて補修し、このように展示されているのです。
親切で感じのいい係員のお嬢さんが、内部を説明してくれました。この地下蔵を
覗いているとき、お嬢さんのお腹が「グゥ~~♪」と鳴りました^^; 静かで
ふたりきりなので、ハッキリと聞こえてしまい、可憐なお嬢さんは「アァ」と
恥ずかしげに小さい声を出して、黙りました。もちろん何事もなかったように、
私は「この地下蔵の内部の壁は…」などと見物に集中しているフリ^^
実に照れなくてもいいんです。「まっカワイっ♪」と好感度アップなんですよぉ、
と心の中で思いました。。。
これで銀の重さを測ったのですね。命をかけて鉱山の一番奥で掘るやつ、休むことが
許されず、暗闇の中で延々と水を汲みだしているやつ、そして大きなお屋敷のなかで
銀を測っているやつか~w(゚益゚)w
和室って芸術品ですよね。