飲み屋で知り合った飲み屋に詳しいジーさんに、お勧めのバーに連れて行ってもらう。
バーはドアを開けるまで中の雰囲気がわからないので、好みの合う奴に紹介される
のが一番だ。入ってみたら、いい感じである。やるな、ジーさん(^益^)b
ここのマスター、話が楽しくていい。そもそも人生を楽しんでいる様子がよくわかる。
カウンターの向こうで酒を飲み続けており、話し方もほろ酔い。さてスモーキーな
ウィスキーを飲むと、煙草が吸いたくなる。酔っ払うと続けざまに吸ってしまうので、
ホテルを出るときに5本だけ持ってきた。実は松本のバーで吸い過ぎて、呼吸困難に
なりかけたのである。
この2軒目のバーで最後の一本になり、呻吟している様子がわかってしまったのか、
マスターに「どんどん吸って♪」と渡される。「禁煙して交通事故で死ぬやつもいるし、
吸ってても長生きするやつもいるよ!」とありがちな屁理屈。ありがたく頂きました^^;
ウィスキーを飲んでいると、隣のジーさんもウィスキー好きだそうで、話に花が咲く。
マルスウィスキーの「岩井」を大事にとってあるんだってよ^^ 俺は「越百」派
だけどなあ。マルスの蒸留所が駒ヶ根にあるという話でした。
あー今回、駒ヶ根→伊那の峠を歩こうと思って大雪で中止になりましたが、次回は
マルスも寄るかなあ。あとで調べてみたら、やはり駅から歩くと1時間以上?
一軒目はいい感じのバーでした。是非次回も来たいと思います。さてジーちゃん、
「まだまだいいところがあるんですよ」と年のわりには大変元気。3軒目はすごく
ディープなところらしい。
実に廃墟一歩手前のようなところを降りて行く。これは連れて行かれなきゃ絶対に
行けないエリアです。
このつきあたりのドア。知らない人がふらりと来ることはありえない。内部は普通の
シックなバーでした。バーテンダーは初老の男性。渋い。渋すぎる。とてもカメラを
出して撮影できる空気ではありません。横に座っていた客は常連らしく、だいぶ酒に
詳しい様子でした。この大人な空気を知る人による、知る人のための空間でした。
案内してくれたジーさん、今日もどこかで飲んでいるかもしれません。そうだねえ、
今日もどこかで酒飲みたちが、一期一会の盃を酌み交わしているのでしょう。。。