さてさて初めて訪れた町の居酒屋はとても楽しみ。ぐるりと歩いて回ると、こんな
いい感じの店がありました。
他に誰もいませんでした^^ カウンターの隅に座ると、「そんなはじっこじゃなくて
こちらにどうぞ」と真ん中へ。2~3人の客が来たらなあ、と思ってでしたが、そういう
心配はなさそうなのかも。
絵に描いたようにアットホームな雰囲気。前日の出雲の居酒屋と同じで、女将さんを
助けて、息子さんがあとを継いで頑張っておりました。あっちもこっちも親孝行。
その話が出たとき、女将さんはとても嬉しそう。
隣に年配の常連客が来て、酒を飲みました。俺もビールを終えて日本酒に切り替える。
注文すると「別にお隣さんに合わせなくてもいいのよ」とお気遣い?
このブログを読んでいる方々は、「酒好きのおやじだな」と思ってらっしゃるでしょう。
思いきりそうなのですが、私はたまにこんなふうに少年扱いされることがあるのです。
女将さんから地域のほのぼのした話を聞く。若く見えますが、孫が何人もいらっしゃる
そうで、その話になると目じりが下がる(^益^;
遠くからやってきた旅人にはどれも新鮮な話で、あちらも話しがいがあるでしょう。
こじんまりした居酒屋というのは、こういう出会いと交流の場なんですねェ。地方には
役所がやっている「出会い」「交流」「元気」うんぬんという施設が作られていますが、
ジジーババーがやっている居酒屋を援助したほうが活性化するんじゃないかぁ?んで
晩婚化、少子化も改善されねーかー?(^益^;
最後にこちら名産の「赤天」。ちょっとピリッとしてます。
「イカ」の話をしました。以前に山陰で食べた「白イカ」が、肉厚で柔らかく、とても
印象に残ったという話をしたのですが、「あれはダメ!」とおっしゃる。ついこの間
函館のスルメイカを食べたのですが、あれは肉が薄くてコリコリ。「あれはあれで悪く
ないとは思いますが」と言うと、「そうじゃなくて、こちらのイカは~」ともどかしそう。
食べてみないとピンとこないよねェ^^;
さてお会計をお願いすると、「ちょっと待って!」と他に誰もいないのに?
なんとこちらのお店のイカをお土産に包んでくれていたのでした。「ホテルの部屋で
食べてね」と、醤油、わさび、割りばしまでつけてくれたのです。ううう。
お会計は2000円ちょっと。東京の半額以下の感じだ。。。