さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

秋吉台

2022年12月21日 | 四国・中国地方


地下深い洞窟の中から、爽やかな風吹く秋吉台に出てきましたぞ。この地下にあんな
空間があるとはなあ。


岩石がゴロゴロ。


ここは「カルスト台地」といって、はるか昔にサンゴ礁だったのが石灰岩層になって、
雨に浸食されてこうなったとか。あまりにも長い時間のなかで出来上がったもの
なのです。


見渡す限りずっとこの台地は続いている。まあ少し歩いてみませう。


歩くと少しずつ景色が変わってなかなかいい散歩となる。


こんな花が咲いていたり。






なんの実だろう?




弁当を持って一日歩くのもいいかなと思ったり。




最初は同じような景色が続くのかと思ったけれど、なかなか変化に富んでいます
でしょ? (^益^)w


秋芳洞

2022年12月20日 | 四国・中国地方


湯田温泉から次の宿泊地、萩に行く途中で秋芳洞と秋吉台を見て行きます。本数は
少ないが、バスはガラガラ。みなさんマイカーで行くのでしょう。


バスセンターにコインロッカーがあったので、荷物を預けて身軽に出発!


さあ入っていきます。出てくる人も多いので、なかは混んでるかな?


デカい裂けめの中を入っていくぞ。


だいぶ広くて涼しい。奥まで1㎞ぐらいあるとか。


棚田みたいになってます。「百枚皿」というそうです。案内の説明がスピーカーから
流れていました。


「洞内富士」っていうそうです。いちいち名前がついてるんですー。




「でっかいキノコ」的な名前がついていましたが、まーたいしてネーミングに
こだわる必要もないので。。。


天井が崩れてきたりしたら死ぬなー、とか思ったりもしますが、何万年、何十万年も
かけて出来たものばかりですから、まあ落ちてきたりはしないんだろうなあw


真ん中を過ぎたあたりに上に行くエレベーターがあって、秋吉台の展望台に行けます。
再入場可能なので、上って行きました。


おー、娑婆に出た、という感じ。ひたすら洞窟を歩くだけではなく、こうやって
景色のいいところに出られるってのがいいねェ。


山口サビエル記念聖堂

2022年12月19日 | 四国・中国地方


温泉街もたいしたことないようなので、少し歩くけどザビエル記念聖堂に行ってみる
ことにしました。途中で日が照っているのにザァッと雨が降ってきました。屋根の下で
雨宿りをすると、向かいの黒い壁に大粒の雨が見えています。


だいぶ歩くと向こうに2つの塔が見えてきました。あれか?


やはりそうでした。聖なる場所はちと苦手なのだが、入ってみますぞ。


ザビエルさんですかー。私の友人で頭のてっぺんからハゲてきたやつが、自分で
「俺のはザビエルハゲだ」と言っていましたが、本物のザビエルはあんなふうに
剃ってはいなかったという説もあります。友人は抜けてきたので剃ってはいませんw

ザビエルは最初鹿児島に上陸したので、あちらでそういう施設を見ましたね。
山口では布教をしたわけですが、最初にキリスト教は男色を認めないと言ったので
殿様の怒りをかって失敗、その後京都に行って天皇や将軍に布教の許可を得ようと
しましたが、貢物を出さなかったので失敗。山口に戻ってきて殿様に貢物を出したら
やっと許可を得られて、ここで頑張ったのでした^^;


資料展示館に入ります。イエズス会だから像がたくさん。


イグナチオ・デ・ロヨラです。ザビエルはこの人とパリ大学で会って、一緒に
イエズス会を創設したのです。強烈なスパルタ式組織のトップ・エリートが世界中に
派遣されたわけです。ザビエルは16世紀にヨーロッパからアフリカを回ってインドに
行き、それから中国に渡って日本にまで来たわけです。どれだけの体力と精神力が
あったことか。。。


ザビエル日本上陸の図。跪いているのは日本人に見えないなー。


ザビエル城はスペインのバスク地方にあります。いったん出ると、もう帰ることは
なかったわけで、はるか異国の地を旅しながら故郷とか家族とか、どんなふうに
思っていたのかなあ。


ロヨラさん。私はこういう強烈な信仰心を持った人は苦手です。話が通じない感じでw


島原は隠れキリシタンで有名ですね。仏像に似せていたり隠せるようにしたり。


踏み絵だー。プロテスタントなら効かなかったんだろうけどねェ。


おお、ガラシャさんも持っていたと。たまたま彼女のお墓に行ったことがありました。


聖堂は、俺のような無信仰の人はあまり入ってはいけませんーw


さて今度こそ使うぞクーポン券!町は混んでいないし通りを歩いている人もほとんど
見ないのに、店が少ないせいか早めに行っても酒場は満席!数人の若い店員がテンテコ
舞い。あまりにも忙し過ぎて注文に呼ぶこともできない。注文してもなかなか来な
かったり。ま、急がないからいいけれど。これだけ大忙しでも、時給は同じなん
だろうなあ。


焙ったサバは旨かった。本日2軒目はなし!


岩国から湯田温泉へ

2022年12月18日 | 山陰・北陸日本海


岩国をあとにして湯田温泉に向かいます。昨夜食べたこちら名産の蓮根畑が広がって
おります。いったいどれだけーw


瀬戸内海のおだやかな海を眺めながら山陽本線を西へ。


雨は降らないか。もう旅に出てから一週間になりますが、まだ傘をさしていません。
寒いと聞いてセーターを持ってきましたが、それも全然必要ないぞ。


瀬戸内海はいくつもの橋でつながっています。


離島にも行ってみたかったんだけど、尾道から因島に行っただけでしたw
全国旅行支援が終わって、季節外れのときを狙って仕切り直しだな~。


新山口で乗り換えてローカル線に乗ります。だんだん駅が寂しくなってくる。
岩国からSuicaで乗ってしまったけれど、降りるときは大丈夫か?最近はPasmoも
Suicaも、ローカルバスでもコンビニでもどこでも使えるから便利だなと思っていたが。


湯田温泉に到着しました。少し大きい駅かと期待していたけれど、なんと無人駅。
箱が置いてあって「使った切符はここに入れて下さい」と書いてある。タダで降り
られちゃうよー。岩国で入ったSuicaはどうするのーwww


電話があって、オペレーターと話すことができました。俺の前にジイサンが何やら
オペレーターに苦情めいた話を長々としており、それが終わるのを待つしかないw

駅前を歩いたりもしたが、特に何もない。戻ってくると、ジイサンは長々と話している。
少し聞いていると、同じ話を延々と繰り返している。20分を過ぎるが終わる気配はない。
しかし俺は無賃乗車になっちまうじゃねーかーw

そういえば尾道のホテルでチェックインするとき、俺の前の老人グループが全国旅行
支援のチェックインをするのに宿泊者名簿記入やらワクチン接種証明書、身分証明書、
クレジットカード利用だのでもんのすごい時間を待たされたのを思い出す。まあ
どうせ急いじゃいないんだけどw

30分待たされてようやく電話ができた。どこぞのオフィスに座ったおねいさんが
画面に出る。俺もあちらに映っているのか?ナンパはできないか?

Suicaで岩国駅に入場してしまって湯田温泉に降りたのだがと話すと、かなり困った
様子になる。何せここは無人駅。しばらくすると駅員がくるらしいが、機械がない
のでカードの対処はできないという。これからバスで萩に行くが、いずれ下関に
いくからそこでなんとかできないかと聞くと、「上司に相談する」といってしばらく
待たされる。

数分でおねいさんが戻ってくると、なんとか駅より西では対処ができないので、
東京に戻ったらカードの対処をしてくれという。Suica死んだw Pasmoあるけどね^^;
んで今回の料金はどうするのかと思ったら、これから駅員が来るからそいつに払って
くれという。・・・と画面で話していたら、男の駅員が来たぞーw

いたんなら出て来いよーとか思ったが、昼休みだったのかも。そやつに料金を払い、
払い済み証明書をもらい、なんとか無賃乗車は避けることができましたwww


ホテルにチェックイン^^ 安いとこを下から選んだので、温泉宿というよりは
ビジネスホテルに小さい浴場付きという感じでした。岩国で無理やりクーポンを
使った持ち歩き食料。一日じゃ食いきれないなw 酒はすぐ飲んじゃったけど。


岩国でクーポンを使うには

2022年12月17日 | 四国・中国地方


ロープウェイを降りてからは山道を辿って岩国城に向かいます。


おお、下から見えていたやつだ。きれいですね。昭和の時代に再建築したそうです。


例によって刀やら甲冑やらが展示してありましたが、この地方が輩出した名士の
写真が並んでいました。そのなかで「中村是公」がいるではないか。「よしこと」と
読むようですが、通称では「ぜこう」と呼ばれていたようです。

偶然旅のお供に持ち歩いていたKindleに「夏目漱石全集」が入っており(たしか200円!)
まだ読んでいなかった「満韓ところどころ」を読んでいたのです。それは日露戦争の
あと、日本が中国の遼東半島の租借権を得て、ロシアから南満州鉄道を分捕り、その
ときに漱石がその地域を旅したときに紀行文です。

「是公(ぜこう)が一度来てみろというから行ってみた」から始まるわけですが、
私は最初、「それは誰なの?」と思いました。すると一高時代の漱石の親友で、是公は
その後東大の法学部に進学し、卒業後は植民地であった台湾総督府に赴任し、それから
南満州鉄道の総裁になっていたスーパー・エリートだったです。ちなみにその後は
東京市長(今の都知事)になったりしています。

紀行文は昔の学友たちの珍道中的なところがありますが、それがみんな一高や東大出
のエリートばっかり!明治になってから官民、国のエリートは非常に数が限られていた
一高~東大の卒業生たちで占められていたわけですねェ。


さあて帰りますかー。ちなみにこの壁に向こうは喫煙所で、喫煙者は目につかない
ようになっています。しかし煙草をきちんと消さないで灰皿に捨てたやつがいて、
山盛りになった吸い殻に引火してモウモウと煙がたっていましたwww


観光客がひっきりなしにゾロゾロと歩いているところに土産屋さんが並んでおり、
行きに「ソフトクリームいかがですかあー!」と学生アルバイトが客引きをして
いました。店の名は「むさし」と「こじろう」が並んでいました。同じ経営者じゃ
ないんだろうな?

帰りに食べようかと思ってて、見ると行列!並んでまでして食べないが?


反対側に、誰も客がいない店で買いました。質が違うのかな?


ふたたび錦帯橋を渡ります。シャッターを押す瞬間に女の子が入ってきました^^;

このあとバスで駅に戻るわけですが、沢山いる観光客が並んでいます。バスが来た
瞬間に列に横入りしたオジサンがいましたw ロープウェイに並んでいるときも
長い行列にとぼけながら横入りしてくるオッサンがいました。日本人はわりと列を
守るけどなあ。んで、まず「おい!」と注意する人もいませんね。今回の旅では
何度もそういうことがありました。全国旅行支援~w


さてホテルでもらった3000円分のクーポン券を持って酒場に向かいます。京都や倉敷
なんかは人気のせいか、「瞬殺」だったというニュースも見たし支援はなし。しかし
岩国でようやくその恩恵を受けることに。

クーポンが使える店の一覧を手に行ってみると、まだ時間は早いのに「満席です~」と
言われる。次に行っても、その次もその次も「満席ですー」という断り。繁華街を
2周して、ついに6軒だったか全部断られるw 夕食難民かー!

しまいには暖簾をくぐって「ひとりいいですか?」と聞いて、カウンターに空いてる
席を見ても予約が入っているのか返事もしない店までありました。岩国が嫌いに
なっちゃうぞ!


うんざりしてもうクーポン使えなくてもどこでもいいから座れるところ、と次々に
トライw


ついにカウンターにずらりと予約のセッティングがしてあるが、真ん中に1席空きが
ある店に「あ~ここでいいですよ」と渋々な感じで入れてもらえました。。。
こちら名産で旬の蓮根を頂きました。


聞くとこの3本が岩国の地酒。やや甘い、辛い、お燗にいいなどと聞いて順番に
全部飲む。女将さんは飲む人らしく、忙しい中でも酒談議に嬉しそう。お勧めに
従って「これはどっしりしてるからあとに飲んでよかったな」などと話がはずむと
最初はそっけなかった態度がすっかりフレンドリーになりました。


というわけで、最後はこの店一番のお勧めである蒲焼を奮発w 旨かったぞー。

さて3000円分のクーポンはどうする?これはホテルにチェックインしたときに受け取る
のだが、翌日までしか使えない。1泊で移動する場合には夕方から夜、翌日の朝しか
使えるチャンスがないのだ。酒場では使えなかった。もともと使える店が少なすぎる。
翌朝は次の目的地、湯田温泉に向かってしまう。無駄にするのは気分が悪い。

しかたなくコンビニで明日の朝食を仕入れ、それでは使いきれないので煙草にして
置こうと思った。しかーし、「山口県のクーポンは使えますが、岩国のは煙草には
使えません」ときたもんだ(混在して渡される)。土産品などに使えという趣旨
らしいが、旅はまだ半分もいってないんだよ!

明日は温泉に泊まるので、少し重いが宿で飲むビールや酒を買い込む。煙草はダメ
でも酒はいいらしい。もう少し使いやすいようにしれくれませんかね、全国旅行支援
クーポンはw