千里山ブラウズ

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サマータイム導入

2008-06-04 22:32:13 | Weblog

 2010年を見越して日本でもサマータイム導入をしてはどうかという法案が、超党派の研究グループから国会に提出されると言われています。日中の時間が長い季節の時計を1時間早くするというサマータイムが実施されると、会社や学校へ出かける時刻と帰る時刻がそれぞれ1時間早まり、夕刻の明るいうちに自由な時間がとれるというライフスタイルの変化が起こります。
 得られた1時間の余裕をどう使うかですが、例えば英会話学校に通うなど自己投資や趣味の充実、また飲食や遊びに消費が活性化するなど、1兆円の経済効果が試算されているそうです。もっとも朝早く起きることからくる睡眠障害や生活不適応による能率低下で、別の試算では2兆円の経済損失が予想されてもいます。
 北海道の札幌では2004年から実験的にサマータイムの導入が推進され、参加企業も次第に増えつつあるというニュースもありましたが、有名なススキノの飲食街でのインタビューを見ると、そんな明るいうちから飲み屋に来るというよりも、帰宅して家族との団欒に使うという方が多いのではないかということで、余り歓迎しているようではありませんでした。景気回復が遅れ気味の北海道では積極的に導入が試みられているのでしょうか。
 ともあれ、省エネルギーや環境政策としての意味があるということと、家族や友人達との交流時間が増えるというのは良いことではないかと思われます。もっとも1時間早まった定時に仕事を終えて退社できるビジネスマンが少ないのではという、外国とは違った日本特有の労働環境を改めなければできないと思いますが‥‥。

※ 写真は参議員の福山哲郎さんのサイト「サマータイム制度推進議連の総会」から拝借しています。