ジェネパックスというベンチャー企業が25年をかけてやっと実用化したというその新発電システム技術は、僕には原理的なことの詳しいことは良く理解できないながらも、思わず少し興奮気味に紹介するテレビ画面に見入ってしまいました。その車は水をボックス状の“エンジン”に入れると発電しその力で動く電気自動車です。コアの発電装置は今は200万円ですが量産されればもっと低コストで造れるということですので、充分に実用範囲にまで完成しているようです。今後は船舶や自動車などのメーカーや電力会社との提携を進めていきたいとの意向のようです。もちろん最終的な製品となるには耐久性や安全性など、多くのチェックをクリアする必要があるでしょうけれども、それにしてもスゴイことになってきたと思いました。
しかし、その後のニュースで特集として取り上げられたということも無いようです。今までの社会のインフラを覆しそうな新技術と思ったのですが‥‥。その技術に何か致命的な問題があるのか、あるいは凄すぎて困る既成企業があるからなのか、「たこ焼きラバー」の扱いと同じような釈然としない気持ちがします。
※ 6月12日に大阪府庁議会会館でのデモ発表説明会を取材報告された、こちらのブログから写真を拝借しています。コメントを見ても賛否両論あって面白いです(やはり科学に詳しそうな人たちの多くは懐疑的なようですが)。