阪急電車の沿線情報誌『TOKK』6月15日号で「今年こそ劇場デビュー!!」という特集が載っています。梅田にあっても有名な劇団四季シアターなどは扱われていないので、阪急の情報誌ですから宝塚大劇場を始めとしてその沿線の駅周辺にある劇場の紹介だけかと想いきや、例えば大阪ビジネスパーク周辺の「シアターBRAVA!」の音楽座ミュージカル『リトルプリンス2011~星の王子さま~』が載っていたりします。
表紙にも「一度は演劇を見てみたいけど‥‥」というリード文がありますが、確かに劇場にお芝居やレビューを見に行くというのは結構敷居が(もちろんチケット代も)高そうです。僕も昔東京にいた頃にアングラ劇場といわれるところにも行きましたが、演劇を観るというよりもロビーに置かれていた有名デザイナーが作った芸術的なベンチに座るのが一番の目的だったりしました。小説でも余りドラマチックな派手なものよりも、どちらかと言えば地味な私小説風の雰囲気を好んでいました。今は好みは別にしてもっといろんなタイプの芸術にも目を向けられるようにはなりましたが‥‥。
新神戸オリエンタル劇場の『ザ・ニュースペーパー in 新神戸』という社会風刺コント劇というのも面白そうです。また古典芸能では日本橋にある国立文楽劇場の人形浄瑠璃と謡いも、一度じっくり観たことがありますがついその世界に惹き込まれたのを憶えています。中入りに食べた幕の内弁当もなかなか風情があって良いものでしたが、着物姿の女性もチラホラ見られてとても印象的でした。梅雨の合間にどこかへ観劇に出掛けるというのも良いかも知れません。
※ そういえば2年前になりますが宝塚大劇場の観覧椅子のデザインのお手伝いをさせて頂きました。