異常な6月も早や過ぎて明日からいよいよ夏真っ盛りになりますが、先日のNHK朝の情報ワイド「あさイチ」で、暑さ対策で農業用遮光ネットの木陰効果が大きいと提案されていましたのでご紹介します。
最近では小学校だけではなく一般住宅のベランダでも、ゴーヤや朝顔などを利用した緑のカーテンが、夏の厳しい太陽から遮熱効果が期待できるということで、新しい風物詩としても各地で広まっているようです。また昔からヨシズを窓外に吊るすなどして、少しでも夏を涼しく過ごそうという工夫がされてきました。今年は節電対策としてエアコンの使用を控える運動などもなされていますので、それに対する方法としてコストもリーズナブルで効果も実証されている農業用遮光ネットが注目されているようでした。
ガラス窓のあるリビング(室内)では、例えばフローリングが太陽の光によりとても暖められますし、内側にカーテンをしていてもそのカーテン自体が発熱して部屋を暖めてしまいます。そこで窓外に農業用遮光ネットを開閉できるカーテン状に取り付けます。垂直よりもやや斜めになるように設置することで、下面での跳ね返し熱も防止できると専門家が解説していました。
※ 自然に学んで風通しが良いフラクタル構造を持った、人工木陰の研究・提案も街や公共空間などで見掛けられるようになってきています。