阪急電車の沿線情報誌「TOKK」の8月15日号は神戸・大阪・京都の代表的な商店街とお店が特集されていましたが、その中で神戸元町商店街にある老舗和菓子店「に本高砂屋」のキンツバが紹介されています。僕は梅田の三番街にあるお店のキンツバを岸和田の姉の家や、徳島県の実家などに帰る時に“大阪”土産としてよく買っていました。
その紹介記事によりますとキンツバという名前は刀の鍔(ツバ)からイメージされたもので、元々は丸い形をしていたらしいのですが、この本高砂屋のご先祖が四角く固めた小豆粒餡に衣を付けて焼く現在のようなキンツバを創り出したということです。そういえば包装紙などにも刀の鍔の絵柄が描かれていたように想います。
ところで大阪のキンツバと言えば堂島にある「出入り橋きんつば屋」(動画街ログ)が有名です。僕の通ったデザイン専門学校の直近にあり、地下の工房に籠って作品作りなどをして疲れた時のおやつに良く買いに出ました。誰かが一緒に作業をしている人数分でたくさん買ってくるのですが、甘みも控えめで小豆の良い香りがして幾つでも食べられました。こちらのキンツバもそういった想い出があるので、専門学校近くに行ったついでにお店に立ち寄ることもあります。