相模太夫の旅録=Tabi Log

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国登録有形文化財の「旧中村家住宅」を訪ねて

2014-10-13 14:44:06 | 建造物
相模原市南区磯部に幕末期擬洋風建築(住宅)で国の登録有形文化財となっている「旧中村家住宅」がある。「旧中村家主屋」と「長屋門」は勝坂散策マップの中で一つの目玉(名所)となっている。勝坂地区は相模川に面した位置にあり、縄文時代から大集落を形成し、農業が中心の土地にありその中でも「旧中村家」は豪農であったと推察される。以前は3階建てであったが関東大震災後、3階部分は取り除かれ2階建となった。鎌倉大工の石井勘五郎が10年の歳月を掛けて手がけた建物で1階が整形四間取りとし、西側に武台玄関、外観は和風の要素でまとまり、2階は外壁を海鼠(なまこ)壁とし洋風の要素として軒を曲線の白漆喰で塗りこめ、正面に縦長の窓を配するなど見事に和洋が調和した美しさとなっている。なにしろ日本に唯一現存する住宅として三年前から一般公開されている。主屋と同時期の慶応年間(1865~1868)に建設された桁行約19mの長大な「長屋門」は一際目立つ。今その長屋門の左側には「中村歯科」の看板が掲げられている。(1410)


















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