世田谷の等々力渓谷中ほどにある不動滝横の石段を上ると真言宗の名刹「致航山満願寺」の別院「瀧轟山等々力不動尊」の不動堂がある。創建(伝)は江戸末期。ここは関東36不動霊場17番札所ででありご本尊は「大聖不動明王」。平安時代末期創建の「満願寺」(本尊は金剛界大日如来)より移築された「山門」を潜ると境内正面に「本堂」(拝殿)、「大師堂」、「弁天堂」、「稚児大師堂」、「稲荷堂と不動の滝」がある。5千坪の境内には都内唯一の渓谷を擁し、滝の轟く音から「瀧轟山等々力不動尊」と号し、修験の道場として広大無辺の大利益のある不動様として参詣が絶えないようだ。春には桜、秋は紅葉の名所で人気あるスポットである。溪谷内は静けさに包まれ別世界の感がある。(1311)


















