相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

旧国鉄武豊線「停車場跡」と「転車台」

2015-02-26 09:37:58 | 
衣浦湾に面する旧武豊港駅構内に旧武豊港駅があった場所には開通100周年を記念した「武豊停車場跡地」の記念碑が建てられている。そしてそのすぐ傍に貨車の方向転換を効率的に行うために考案された全国的にも残存例の少ない直角2線式「転車台」が残されている。転車台のあった武豊線は、明治19年(1886)、旧武豊港の桟橋から熱田までの間に敷かれた愛知県下の最初の鉄道であったという。3、4年前、武豊町立武豊小学校の5年生児童が「総合的な学習の時間」の授業の課題で、町の史跡を調べる歴史探訪に出かけた際に発見した遺構で、長さ7.3Mの上路式のプレートガーター2基を各中央部で直交させ、中心の半球形支承と桁両端の車輪で受けるという「転車台」は全国的に残存例の少ない貴重な存在としてまた鉄道技術の歴史を実証的に物語る貴重な遺産(国登録有形文化財に指定)となっている。また武豊駅前には「高橋煕君顕彰」(台風襲来時勇敢な行動を称える)像が建てられている。百旅は一見にしかず、生で見ることができ訪れた甲斐があった。(1502)










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