台東区浅草に都内最古の聖観音宗総本山寺院で「浅草観音」とか「浅草の観音様」と呼ばれる「金龍山浅草寺」はある。創建は推古天皇36年(628)、本尊は秘仏の「聖観音菩薩」である。本寺は都内では唯一の「坂東三十三観音霊場13番札所」でもある。東京スカイツリー開業でここ浅草も大勢の人で賑わいを見せている。浅草文化観光センター8階展望テラスより浅草寺一帯を見下ろした後、表参道入口に建つ松下幸之助さん寄贈の「雷門」を潜り参拝者、観光客でごった返す仲見世を抜けると、広大な境内の敷地に建ち並ぶ朱色鮮やかな「宝蔵門」、「本堂」、「五重塔」、本堂左手に本尊8体を安置する「影向堂」、「二天門」とその伽藍の荘厳さ、豪華絢爛さは目を心を奪われる。猛暑日の中の参拝であったが、これも観音様の慈悲の心、精神を少しでも宿すため、肖るための修養と思わなければならない。(1508)


















