小田急沿線から名峰・霊峰と呼ばれ日本の山の中でシンボル格でありその筆頭格の「富士山」を臨撮できるのはここ「松田山」である。「松田山」は標高860m、丹沢山塊の南端の山で、周辺は自然林養村となっていて、季節毎に特に多くの観光客が訪れる。東側はゴルフ場、南斜面には史跡公園、「西平畑公園」そして「ハーブ館」などが設けられている。最高点は最明寺史跡公園で相模湾、箱根方面が見渡せるその眺望は素晴らしい。本来であれば「まつだ桜まつり」が開催されているはずであるが、新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣下にあって中止となってしまった。「河津桜」も見ごろを迎え被写体として申し分ないがやはり何といっても会場の「松田山ハーブガーテン(西平畑公園)」から臨める「富士山」である。富士山の全景、雄姿、裾野から山頂まではっきりと捉えられる。2013年に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録された。日本の山岳中、群を抜いた3776mという高さを誇る富士山は典型的なコニーデ式火山。いずれの方向・角度から眺めても円錐形の均整のとれた山姿の美しさに誰しもが魅せられ虜となってしまう。古記録では「福慈岳」、「不二山」もしくは「不尽山」と呼ばれた時もある。今日は雲一つない快晴、冠雪した美しい山頂までとらえることができた。(2102)
松田山の河津桜画像☜
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