相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。当園は今、「モミジ」が紅葉し、「メタセコイア」が赤褐色に色づき最も美しい瞬間を迎えている。その紅葉の陰で遊歩道の生垣として植栽されている「サザンカ」がアクセントとなって可愛らしいピンク、赤、白の花姿を披露中である。「サザンカ」は、が大共演している。この花はツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。別名は「オキナワサザンカ」ともよばれる。ツバキ類一般を指す山茶に由来していて「サザンカ」の名は「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「さんざか」と言ったが、音位転換した現在の読みとなった。「山茶花」は中国語でまた、漢名は茶梅である。「ツバキ属」の一種であるが「ツバキ」(ヤブツバキ)よりも花がやや小形であることから「ヒメツバキ」や「コツバキ」などの別名もある。(2412)
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