相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

下鶴間ふるさと館の「旧小倉可光家住宅」

2024-01-05 15:04:54 | 建造物
大和市下鶴間、矢倉沢往還(大山道)の下鶴間宿があったところに大和市指定重要文化財施設の「下鶴間ふるさと館」はある。この「ふるさと館」には江戸末期に薬など雑貨商を営んでいた「旧小倉可光家住宅」の母屋と白壁の「土蔵」(袖倉)が移築されている。宿場の商家建築としては県内でも数少ない建物である。母屋は1856年に建築されたもので宿場町時代唯一の商家建築である。平成7年の解体調査の際、ザシキの床板から墨書きの落書が見つかった。「安政3年」の年紀、大工と思われる「石田利三良」という名前に黒船の絵などが書かれている。母屋は江戸時代の建築遺構で「木造銅版葺き」、「入母屋造り」、「四間取り」となっている。大正から昭和初期の大和の歴史を学べる場所となっている。矢倉沢往還(母屋の裏)には幕府や領主が決めた法度や掟書などを木の板札に書き人目の惹くように高く掲げておく場所であった「高札場」がある。高札場は神奈川県の東海道では9つの宿場にそれぞれ1ヶ所ずゝあったという名残である。(2312)
 
 
 
 

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初不動「だるま市」が開催される「寳亀山鶴林寺」

2024-01-05 08:49:32 | 寺院
大和市下鶴間に浄土宗鎌倉光明寺末寺の「寳亀山鶴林寺」は鎮座している。創建は永禄12年(1569)。本尊は阿弥陀如来像。鶴林寺境内奥の一角に建つ「下鶴間不動尊」では毎年1月末に開かれる初不動「だるま市」は多くの人で賑う。「下鶴間ふるさと館」から、小川を渡り直進すると右手に「下鶴間不動尊」の案内板、急勾配の石段を上がっていくと「不動堂」がある。左手に「天神」「蚕神」が祀られている。境内の正面中央に入り母屋造りの「大本堂」がある。「鐘楼」、六地蔵、即身仏となった瀬沼嵩信を弔う「地蔵」、「瀬沼家墓所」があり、鐘楼側に「鶴鳴学舎跡」(下鶴間学校)の石柱が建てられている。広大な寺域には450年の歴史が脈々と息づいている。当寺の前の道路は「矢倉沢往還」で、江戸から三島へ至る街道で「大山街道」、「富士道」と呼ばれ、ここ鶴間は交通の要で、「宿場」が置かれた場所でもある。(2312)
 
 
 

   
 
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「寒紅梅」開花〜今年初撮り!!

2024-01-05 07:24:25 | 梅・梅林・梅まつり
相模原市南区双葉に浄土真宗寺院「円寿山西善寺」は鎮座する。創始は元和3年(1617)。昭和47年に福井県から現在地へ移転した。本尊は阿弥陀如来。教義の大要は自利々他、所依の教典は三部経である。「寺号標」(寺門)より入山すると境内正面には昭和57年に建立の高さが20メートルの重層屋根葺の鉄筋コンクリート造りの「大本堂」が聳える。双葉の地域ではいわばシンボル的存在となっている。「本堂」右には「庫裏」がある。本堂後方の墓地の一画にある一本の「寒紅梅」が可愛らしいピンクの花びらを100輪ほど開花させていた。「寒紅梅」は花梅であり実は収穫できない。今年初めての梅花撮りである。「梅」は百花に先駆け咲く花であり、新年のお年玉を頂いたようである。(2401)
 
 
 
 



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