今夜は今年最初の「満月」である。アメリカの農事暦で「ウルフムーン」とも呼ばれる。これは寒い真冬に空腹に耐えかねた飢えた「オオカミ」の遠吠えがよく聞こえることから、この時期の満月を「ウルフムーン」と呼んだ。また他に「オールドムーン」 Old Moon(古月)、や「アイスムーン」Ice Moon(氷月)などとも呼ばれる。今夜の満月の月齢は14.6で地球との距離は401,533km も離れており一年の中でも3番目か4番目に遠い月である。満月は日付が変わった26日(金)未明に満月の瞬間を迎え、最大は深夜の2:54である。しかしこの時間は夢の中で確認できない。見えるのは日没後の17時23分、東の空に月の出を確認できがその後南の空に移動し翌日7時48分に月の入りとなる。撮影した19:00ではもう15時間以上が経っ心なしか左舷が欠けているようにも見える。しかし快晴の夜、はっきりと真ん丸の満月、クレーターや、山、海を拝むことができた。JAXAの「スリム」はどこに着陸したのであろうか?(2401)
相模原市新戸の霊峰「大山」(雨降山)を望む緑豊かな地に建長寺の末寺、新戸の古刹の曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」は鎮座している。当寺の創建は約700年前。本尊は釈迦如来。当寺は春は「桜」、秋は「彼岸花」と「萩」、晩秋、初冬は「紅葉」と「梅」と境内は美しく彩られる。境内に入る石段の前には樹齢400年を越える古木「しばの木」が聳えている。当寺は禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き、当地の学問の中核であった。寺号標より入山すると正面に入り母屋造りの「本堂」、右に庫裏がある。「山門」前の一画に植栽されている3本の「紅梅」が枝の各所に可憐なピンクの花びらを30輪ほど開花させていた。梅は百花に先駆けて咲く花木であり、一月も下旬に入り寒さもピークの今、そろそろ春を察知しているのか「ムクドリ」が一羽飛来してきた。(2401)
座間市入谷に谷戸の地域の歴史・文化を背景とした里山の貴重な緑や多彩な動植物を保全しながら自然観察が楽しめ、さらに里山の環境を体験できる公園として造られた自然生態観察公園「県立座間谷戸山公園」はある。31ha(東京ドーム20個分)という広大な園内にはパークセンター、「里山体験館」、湿生生態園、水鳥の池と野鳥観察小屋、湧きみずの谷、野鳥の原っぱ、昆虫の森、森の学校、クヌギ・コナラ、シラカシ、スギ・ヒノキ観察林、伝説の丘などが巧みに配置されている。北口入口から入った散策路沿いに数本の斑入りの「アオキ」が秋につけた赤い実を残している。葉っぱに特徴があり斑入りの中でも目だって斑の見事なアオキである。ミズキ科の常緑低木で、民間の生薬として火傷や創傷、凍傷、利尿などに用いられてきた。日本特産の植物繁殖力が強く、常緑で枝まで緑の為についた名付けられた。(2401)