座間市入谷に谷戸の地域の歴史・文化を背景とした里山の貴重な緑や多彩な動植物を保全しながら自然観察が楽しめ、さらに里山の環境を体験できる公園として造られた自然生態観察公園「県立座間谷戸山公園」はある。31ha(東京ドーム20個分)という広大な園内にはパークセンター、「里山体験館」、湿生生態園、水鳥の池と野鳥観察小屋、湧きみずの谷、野鳥の原っぱ、昆虫の森、森の学校、クヌギ・コナラ、シラカシ、スギ・ヒノキ観察林、伝説の丘などが巧みに配置されている。その施設の一つ「里山体験館」前に植栽された一本の「ロウバイ」(蝋梅)が琥珀色、蝋質の光沢ある花びらを無数につけ満開見頃となっている。新春に香り高い花を咲かせる貴重な花で、中国原産のロウバイ科 / ロウバイ属の落葉低木で中国ではウメ、スイセン、ツバキと共に「雪中の四花」となっている。(2401)
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。この冬季さすがに花は少ない中で今、百花に先駆けて咲く「梅」が紅梅と白梅がほぼ満開見頃となっている。当園のひときわ大きい建物、サカタノタネ「グリーンハウス」前のコンテナの花壇では数十本の可憐な「アネモネ」が咲き始めている。和名は「牡丹一華」。古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場している「アネモネ」は「クリスマスローズ」、「ラナンキュラス」、「クレマチス」などと同じ「キンポウゲ科」の植物。キンポウゲ科のイチリンソウ属で1つの茎から1つの花を咲かせる。この花は秋に芽を出し始め、春の日差しが増すにつれて3月後半から綺麗な可愛らしい花を咲かせるらしいが暖かいと感じているようで赤や白、紫や青、パステル系の色のなんとも可愛らしい花を咲かせている。(2401)