藤沢市渡内に玉縄城の三代北条綱成が創建、渡内の観音様といわれている曹洞宗の寺院「無量山慈眼寺」は鎮座している。韓嶺の開山、北条綱成の開基により天文年間(1532-1555)創建。本尊は鎌倉時代作の木造十一面観世音菩薩立像。本尊は十一面観世音菩薩立像(市指定重要文化財)。312号線田谷藤沢線の「村岡消防出張所」の東側に鎮座し重厚な寺号標石が構えられている。石段を上ると「山門」(四脚門)、入り母屋造りの「本堂」、もとは金亀山江之島寺にあったもの寛永6年(1629)の銘がある「梵鐘」がある。境内には樹齢300年の藤沢市指定天然記念物の「混生樹」(寄り木)がひときわ印象的である。この木はモチノキ、タブノキ、スダジイの3種8株が根本で融合している。当寺はもとは鎌倉郡三十三箇所の札所の一つであった。(2109)
「混生樹」
「混生樹」
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