映画や音楽、出版のエンターテインメント業界の利益とコストの構造、損益分岐点の考え方を解説した本。
「はじめに」ではエンタメを題材に会計を学ぶようなことが書かれていて、「さおだけ屋」の二番煎じかと思いましたが、会計のことはそれほど突っ込まれていません。その分読みやすいとも言えますが。
「あの映画」というタイトルからは具体的な映画のデータで興行収入とかコストが分析されているのかと期待しますが、例えばこの費用がこうだとすればという形で話が進められ、個別の映画についての知識ではなく、あくまでも「考え方」が語られます。その意味で、興味深い話ではありますが、裏話ではなく業界の世間話というところ。
内容的にも、会計関係の部分よりも、業界の慣習とかエンタメビジネスの構造部分の方が、興味深く、なるほどなと思いながら読めました。
松尾里央 TAC出版 2008年11月15日発行
「はじめに」ではエンタメを題材に会計を学ぶようなことが書かれていて、「さおだけ屋」の二番煎じかと思いましたが、会計のことはそれほど突っ込まれていません。その分読みやすいとも言えますが。
「あの映画」というタイトルからは具体的な映画のデータで興行収入とかコストが分析されているのかと期待しますが、例えばこの費用がこうだとすればという形で話が進められ、個別の映画についての知識ではなく、あくまでも「考え方」が語られます。その意味で、興味深い話ではありますが、裏話ではなく業界の世間話というところ。
内容的にも、会計関係の部分よりも、業界の慣習とかエンタメビジネスの構造部分の方が、興味深く、なるほどなと思いながら読めました。
松尾里央 TAC出版 2008年11月15日発行