小学4年生の神山美鈴(ミスず)、辻堂天馬(テんま)、柚木陸(リく)の通称「ミステリトリオ」は、名探偵辻堂天馬が真理子先生が困っていた事件を解決したことから、校舎の4階奥のかつて倉庫だった部屋を部室として使えるようになり「ミステリクラブ」と称して放課後を過ごしていた。そこに夜間に学校のプールにたくさんの金魚が放たれる事件が起こり…という児童向けミステリー小説。
深刻・悲惨な事件を起こさずに楽しめるミステリーというコンセプトの作品です。小学4年生にして大人向けのミステリを読み、シャーロックホームズ張りのコートを着た名探偵辻堂天馬が左手を挙げて指さし「僕は読者に挑戦する」と言って謎を解く姿は、名探偵コナンのイメージ。浴衣のままで木登りをして枝から枝に飛びうつるという天真爛漫な美鈴のキャラが、引き立て役ながら微笑ましく生きているように感じました。
知念実希人 ライツ社 2023年6月28日発行
2024年本屋大賞9位(児童書としては初めてのノミネート作品)
深刻・悲惨な事件を起こさずに楽しめるミステリーというコンセプトの作品です。小学4年生にして大人向けのミステリを読み、シャーロックホームズ張りのコートを着た名探偵辻堂天馬が左手を挙げて指さし「僕は読者に挑戦する」と言って謎を解く姿は、名探偵コナンのイメージ。浴衣のままで木登りをして枝から枝に飛びうつるという天真爛漫な美鈴のキャラが、引き立て役ながら微笑ましく生きているように感じました。
知念実希人 ライツ社 2023年6月28日発行
2024年本屋大賞9位(児童書としては初めてのノミネート作品)