著者が「サンデー毎日」に連載しているコラムの1年分(2020年11月15日号~2021年10月31日号)を出版した本。
1985年から連載が続いているそうで、記録的な長期連載、毎年12月に1年分が出版されるのが定例行事化しているのだそうです。私は全然知らず、初めて手にしたのですが、読まれ続けるというか長期連載が可能なコラムというのは、自分の意見を前に出しつつ手厳しい批判は避けて多方面に配慮している、私の目には無難な余り毒のないものにならざるを得ないのだろうなという印象を持ちました。
コロナ禍の下という事情があるのでしょうけれども、テレビ番組に関する話題が多くを占め、大相撲のほぼ全裸で飛沫を飛ばしあっての濃厚接触への関心が目につきます。ネタ探しへの苦しみも感じられ、もろにテーマにするときは、前にも書いたがと断ってはいますが、ほぼ同じフレーズを目にすることが多々あります。週1で読んでいればそれほど気にならないのかもしれませんが、一気読みすると、また同じこと繰り返し言っているよねと感じます。同じ人物が書いている以上、関心もさほど変わらずボキャブラリーの範囲もありますから、それは仕方ないですし、高齢者は同じ話を繰り返しがちでもありますから…
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中野翠 毎日新聞出版 2021年12月15日発行
「サンデー毎日」連載
1985年から連載が続いているそうで、記録的な長期連載、毎年12月に1年分が出版されるのが定例行事化しているのだそうです。私は全然知らず、初めて手にしたのですが、読まれ続けるというか長期連載が可能なコラムというのは、自分の意見を前に出しつつ手厳しい批判は避けて多方面に配慮している、私の目には無難な余り毒のないものにならざるを得ないのだろうなという印象を持ちました。
コロナ禍の下という事情があるのでしょうけれども、テレビ番組に関する話題が多くを占め、大相撲のほぼ全裸で飛沫を飛ばしあっての濃厚接触への関心が目につきます。ネタ探しへの苦しみも感じられ、もろにテーマにするときは、前にも書いたがと断ってはいますが、ほぼ同じフレーズを目にすることが多々あります。週1で読んでいればそれほど気にならないのかもしれませんが、一気読みすると、また同じこと繰り返し言っているよねと感じます。同じ人物が書いている以上、関心もさほど変わらずボキャブラリーの範囲もありますから、それは仕方ないですし、高齢者は同じ話を繰り返しがちでもありますから…
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中野翠 毎日新聞出版 2021年12月15日発行
「サンデー毎日」連載
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