残業代請求のための弁護士実務について解説し、労働者側の弁護士にフル活用するように叱咤激励する本。
著者の学識というか法と判例を考え抜いた成果に満ち、かつ戦闘的な姿勢が際立っています。労働者側の弁護士として、感嘆し、自分がここまでできていなかったことを自戒し、次に残業代請求の事件をやることになったら必ず読み返して使いこなそうと思う本です。
一般人はもちろんのこと、労働者側の弁護士でも、ふつうに読みながらついていくのは難しいと思います。残業代ソフトを用いた残業代計算の解説は、著者自身がソフトを開きながら読めと書いているように、本だけ読んでも理解できません。残業代請求の事件をしばらくやっていなくて、きょうとソフトver.4.0(2023年)を入手もしておらず、きょうとソフトは付加金(残業代等の請求の際に残業代自体とは別に労働基準法上請求できる金額)が自動計算できない(162~163ページ)という記述を見て、え~っ、できるでしょ、何言ってるんだと思った(調べてみたら、ver.3までは自動計算できたが、法改正の狭間への対応でver.4.0で手動になったらしい)私のレベルでは、ついていけない。
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渡辺輝人 旬報社 2024年11月29日発行
著者の学識というか法と判例を考え抜いた成果に満ち、かつ戦闘的な姿勢が際立っています。労働者側の弁護士として、感嘆し、自分がここまでできていなかったことを自戒し、次に残業代請求の事件をやることになったら必ず読み返して使いこなそうと思う本です。
一般人はもちろんのこと、労働者側の弁護士でも、ふつうに読みながらついていくのは難しいと思います。残業代ソフトを用いた残業代計算の解説は、著者自身がソフトを開きながら読めと書いているように、本だけ読んでも理解できません。残業代請求の事件をしばらくやっていなくて、きょうとソフトver.4.0(2023年)を入手もしておらず、きょうとソフトは付加金(残業代等の請求の際に残業代自体とは別に労働基準法上請求できる金額)が自動計算できない(162~163ページ)という記述を見て、え~っ、できるでしょ、何言ってるんだと思った(調べてみたら、ver.3までは自動計算できたが、法改正の狭間への対応でver.4.0で手動になったらしい)私のレベルでは、ついていけない。
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渡辺輝人 旬報社 2024年11月29日発行
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