健康診断は受けない方がいい、基準値なんて気にするな、病気になったらなったときに考えるでいいじゃないか、自分なりの病気についての考えを持って対処していこうと勧める本。
「自分がテキトーにフワフワ生きていると、他者に対しても細かいことが気にならずに許せるし、鷹揚になるものです。どうでもいいやと思えば、こわいものはなくなります。何でもやりっぱなしでいいやと思えば、見返りを期待する苦しみから逃れられます。イライラしない、ハラハラしない、オドオドしない。これこそが究極の健康法。」(248ページ)というのがまとめで、至言です。
基準値など気にしないというのも、医師である著者自身が血圧が高い方が頭がはっきりするので200~220でも放置していた、医者から血管年齢90歳と言われてまずいと思って降圧剤で140まで下げたが体調が悪くなり、今は170あたりでコントロールしている(24~26ページ)という実体験付きだと説得力があるというか、自分も気にしなくていいかと気が楽になります。
もっとも、そういうことをいいながら、自分の領域のうつについては、「うつは『気のもちよう』で治る病ではないと認識し、医学的な治療を求めることが大切だということは忘れてはいけません」(112ページ)というのは、専門家としての立場上ということか、営業なのか…
和田秀樹 興陽館 2023年7月15日発行
「自分がテキトーにフワフワ生きていると、他者に対しても細かいことが気にならずに許せるし、鷹揚になるものです。どうでもいいやと思えば、こわいものはなくなります。何でもやりっぱなしでいいやと思えば、見返りを期待する苦しみから逃れられます。イライラしない、ハラハラしない、オドオドしない。これこそが究極の健康法。」(248ページ)というのがまとめで、至言です。
基準値など気にしないというのも、医師である著者自身が血圧が高い方が頭がはっきりするので200~220でも放置していた、医者から血管年齢90歳と言われてまずいと思って降圧剤で140まで下げたが体調が悪くなり、今は170あたりでコントロールしている(24~26ページ)という実体験付きだと説得力があるというか、自分も気にしなくていいかと気が楽になります。
もっとも、そういうことをいいながら、自分の領域のうつについては、「うつは『気のもちよう』で治る病ではないと認識し、医学的な治療を求めることが大切だということは忘れてはいけません」(112ページ)というのは、専門家としての立場上ということか、営業なのか…
和田秀樹 興陽館 2023年7月15日発行
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